@AUTOCAR

写真拡大 (全4枚)

これまでの道具感ある特長はそのまま

お手頃なファミリー・クロスオーバーSUVとして、英国で支持を集めるダチア・ダスター。新世代の明らかな特長といえるのが、従来までの魅力を更に磨き込み、アップデートに成功したこと。2万1845ポンド(約459万円)からと、価格もお手頃にある。

【画像】賢明な選択肢 ベスト・バリューな『ダチア・ダスター』と『ベスト・ラージ』なキアEV5 全96枚

現在の自動車市場には、似通ったクロスオーバーがひしめいている。そんな中で、ダスターにはしっかり個性も備わる。ベーシックで、実用的でガシガシ普段使いできるという、これまでの道具感ある特長はそのままだ。


ダチア・ダスター(英国仕様)

プラットフォームは一新され、長年愛されてきたディーゼルエンジンは廃盤となった。しかし、ハイブリッド中心のパワートレインで、現代性も高めている。

スタイリングと調和する飾りすぎないインテリア

スタイリングは、先代の雰囲気を残しつつリフレッシュ。シャープなラインとソリッドな面構成で、全体のまとまりの良さはクラス随一といっていいだろう。無骨感を僅かに漂わせ、退屈さを排除している。

インテリアも、飾りすぎないデザインがボディと調和。硬いままの樹脂製部品は多いものの、巧妙な造形で気にさせない。むしろ、耐久性に優れそうで好感が持てる。先代からボディサイズはほぼ変わらないのに、空間が拡大したことも特筆すべき点だろう。


ダチア・ダスター(英国仕様)

価格を踏まえれば装備は充実し、実用性も優秀。走り出せば、乗り心地の良さと遮音性の高さに感心できる。これは、ルノー・クリオや日産ジュークなどと共有する、CMF-Bプラットフォームが効いている。

使えるクルマへ本当に必要なものは何か

ハイブリッドでも、四輪駆動とMTの組み合わせを今なら選べるのも強み。スターター・ジェネレーター(ISG)と駆動用、2基の電気モーターを内蔵した、ルノー由来のATが組まれる、FFの1.8Lハイブリッドも強力でイイ。0-100km/h加速は、10秒を切る。

滑らかなパワートレインはトルクフルで扱いやすく、燃費も褒められる。心地良く運転できるクルマがあれば、日常はもっと楽しくなることがわかるだろう。


ダチア・ダスターとキアEV5

新しいダスターは、どこか惹かれる魅力を漂わせる。使えるクルマへ本当に必要なものは何かを理解する、賢明な人が選ぶような個性派クロスオーバー。大きなアップデートを経て、訴求力は高まった。ダチアの仕事を称えたい。