中国の車載チップ国産化率は18%、3年前の5%未満から上昇―中国メディア
中国メディアの快科技は2日、中国の車載チップの国産化率が3年前の5%未満から約18%に上昇していると報じた。
記事によると、中国の新エネルギー車の販売台数は年1000万台を突破しており、1台当たりのチップ搭載数は1000〜2000個と従来のガソリン車をはるかに上回る。こうした巨大ニーズを背景に、国産チップの採用が加速しているという。
ただ、国産化率は分野ごとに違いが見られ、パワー半導体は35%、センサーは24%なのに対し、高性能SoC(システム・オン・チップ)を使ったスマートコックピットや自動運転分野では依然5%に届いていない。また、中央ドメインコントローラー向けはほぼ完全に輸入に頼っている状況だ。
こうした中、政策面での支援が強化されており、27年までに中国の自主ブランド車に搭載される車載グレードのチップの国産化率は30%に達することが見込まれている。
自動車メーカーでは比亜迪(BYD)、蔚来(NIO)、小鵬(XPeng)などが取り組みを進めており、BYDは4ナノメートルプロセスの自動運転向けチップ「璇璣A3」の量産を実現。蔚来の5ナノチップ「神璣NX9031」はこれまでに25万個以上を納入し、小鵬の「図霊」も累計20万個以上を出荷した。
また、中国のチップメーカーも急速に台頭しており、アナリストからは「自動車分野が中国半導体産業の成長を押し上げる重要なエンジンになる。今後3〜5年で国産チップへの切り替えが加速することが見込まれる」との見方が示されたという。(翻訳・編集/野谷)

