佐々木朗希(C)日刊ゲンダイ

写真拡大

「クセがバレていたのではないか?」

【もっと読む】佐々木朗希、大谷絡みので受けた悪影響

 ドジャースのロバーツ監督がこういったのは、佐々木朗希(24)に関してだ。

 3日のパドレス戦は3本塁打を浴びるなど精彩を欠き、3回6失点でKO。ロバーツ監督がクセバレについて言及したのは、パドレス打線がスプリットに手を出さなかった一方、フォーシームを狙い打たれたからだろう。

 実際、MLB公式サイト、米データ分析サイトのベースボールサバントによれば、今季の平均空振り率36.1%のスプリットがこの日に限っては、わずか11.8%にとどまった。

 この日の佐々木のスプリットは、数値上は非常に優れたボールだった。球速・回転などに加え、投げたコースやカウントなどを組み合わせて評価する指標「Pitch+」(平均100)は147のハイスコア。にもかかわらず打者から空振りを奪えなかった。

 さらに平均球速約157.4キロをマークしたフォーシームは、3三振を奪った半面、1本塁打、2二塁打と長打を浴びた。

 NHK−BSでテレビ解説していた小早川毅彦氏も、パドレス側に球種のクセがバレている可能性を指摘。投球フォームなどの根本的な見直しが必要とした。

 佐々木は4月のカブス戦でもクセバレ騒動が起きた。6回途中4失点で今季初勝利を挙げたものの、カブス打線がなかなか低めのスプリットに手を出さず、同じくNHKーBSの中継で小早川氏はこの日同様、クセについて言及していた。

「クセバレもさることながら、気になるのは直球の脆さと得点圏の勝負弱さです」と、特派員のひとりがこう続ける。

「佐々木の今季のフォーシームは被打率.314、被長打率.571、被本塁打7。最速160キロを超えるスピードがありながら、球種が少ないだけに狙い打たれることが多い。打者を圧倒するほどの球威も持ち合わせてはいません。得点圏も苦戦しています。走者無しでは185打数44安打、10本塁打、17四球の打率.238、出塁率.308、長打率.470。これが得点圏になると、61打数19安打、5本塁打、12四球の打率.311、出塁率.440、長打率.639と一気に悪化する。細かい制球力に欠ける佐々木は、カウントを悪くしてストライクを取りに行き、痛打を浴びるケースが少なくありません」

 佐々木はこの日の試合後、自身のクセバレに関して、「確かになかなかこう、いいところに投げても反応が悪かったり、空振りが取れなかったりっていう点では、ちょっと気持ち悪いなって感じはしました。けれど、もちろんそれ以外にも自分の投げたボール自体のクオリティーの悪さもあるのかなと思います」と話した。クセバレはもちろん、フォーシームと得点圏に弱点を抱える限り、メジャーでの飛躍は遠のきかねない。

  ◇  ◇  ◇

 もっとも、今回の登板はドジャースが大谷を過保護にするあまり、佐々木が「その割を食った」と言っても過言ではない。いったいどういうことか。ドジャースではいま、何が起きているのか。●関連記事 【もっと読む】佐々木朗希、大谷絡みので受けた悪影響 では、それらについて詳しく報じている。