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 国立映画アーカイブ(東京・京橋)は2023年度から3年にわたって続けてきた「返還映画コレクション」の4回目として、8月4日から9月6日(※月曜休館)まで上映企画「返還映画コレクション(4)―文化・ニュース・漫画映画篇」を映像文化製作者連盟と共同で開催する。

 「返還映画」とは、米議会図書館が所蔵していた約1400本にも及ぶ戦前・戦中期の日本映画の可燃性フィルム群のうち、日本に返還された映画のことで、戦時期に米国内の各地で日系人から接収したものや、戦後に民間情報教育局の覚書「非民主的映画の排除」によって上映が禁止された劇映画はもちろん、文化映画・ニュース映画、漫画映画(アニメーション映画)も含まれている。

 今回は、段階的に返還を受けたものを28プログラム(113作品)に組んで回顧上映。コレクションという形でまとめられたのは初めてとなる。

 主な上映作品は「海の民 沖縄島物語」(1942年)、「上海戦記」(39年)、「マレー戦記 進撃の記録」(42年)、「空の少年兵」(41年)、「桃太郎の海鷲」(42年)、「鏡獅子」(36年)などで、貴重な記録がラインアップされている。

 また、上映作品をより深く理解してもらおうと、8月8日(土)午後3時半の回「『事変』の欺瞞(1)」上映後にはアジア歴史資料センター長で学習院大学教授の井上寿一氏、8月9日午後3時の回「漫画映画選集」上映後には同志社大学文化情報学部准教授の佐野明子氏、8月15日正午からの「メディアの役割」上映後には上智大学文学部新聞学科教授の佐藤卓己氏の講演も予定されている。