89分、スペインのオヤルサバル(奥右)が自身2点目のゴールを決め、喜びを分かち合う選手たち(2日)=松本拓也撮影

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 サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3か国大会は2日(日本時間3日)、決勝トーナメント1回戦が行われ、スペイン(世界ランキング2位)がオーストリア(同24位)に快勝し、16強入りした。

 (世界ランキングは6月11日時点)

スペイン3―0オーストリア

 スペインが快勝。序盤から主導権を握り、36分にククレリャのパスをオヤルサバルが蹴り込んで先制すると、66分には左サイドから攻め、ゴール前に走り込んだポロが頭で決めて突き放した。オーストリアは押し込まれる時間が長く、カウンターの決定力を欠いた。

「あらゆる面でほぼ完璧だった」

 スペインのオヤルサバルは試合後、「あらゆる面でほぼ完璧だった」と振り返った。チームはこの日も無失点で、攻めては多彩な形で3得点。2010年大会以来の頂点へ、隙の無い試合運びを見せた。

 序盤から代名詞とも言える流麗なパスワークで圧倒した。36分、左サイドのククレリャのグラウンダーのパスをオヤルサバルが合わせて先制。66分には、左サイドから厚く攻め、最後はゴール前に詰めた右サイドバックのポロが頭で押し込むという、ポジションにとらわれない攻撃で加点。89分には相手守備の背後をとったオヤルサバルの今大会4得点目のゴールで突き放した。

 今大会初戦のカボベルデ戦はシュート27本で無得点に終わった。決定力不足を指摘されたが、けがで出遅れていたヤマルらの復調とともに精度を増し、1次リーグ第3戦・ウルグアイ戦後、デラフエンテ監督は「私は日々楽観的になっている」と語った。この日はシュート10本がゴール枠を捉えており、自信に満ちた指揮官のコメントもうなずける。

 試合後、オーストリアのラングニック監督は「スペインの監督が『もっと改善できる』と言うなら、私にはこれ以上何ができるか思いつかない」と、その完成度に舌を巻いた。一方のデラフエンテ監督は、前半のプレスなどに改善の余地を示した。10年大会以来の決勝トーナメント勝利で、攻守の精度はさらに研ぎ澄まされそうだ。(平島さおり)