56分、同点ゴールを決めて飛び上がって喜ぶブラジルのカゼミロ(奥右)(29日)=松本拓也撮影

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 サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3か国大会は29日(日本時間30日)、決勝トーナメント1回戦が行われ、日本(世界ランキング18位)は、ブラジル(同6位)に1―2で逆転負けした。

 (世界ランキングは6月11日時点)

ブラジル2−1日本

 不本意な前半を終え、一気に後半に巻き返したブラジル。才能と規律を併せ持つ名手たちが、母国サポーターを沸き立たせた。

 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)で主軸を担ってきたカゼミロは後半、機を見て攻撃参加。56分に頭で同点ゴールを決め、「我慢強く戦い、好機をいくつも作れた」と胸を張った。ピッチを広く使ってボールを動かす後半の狙いを踏まえ、クロスでお膳立てしたマガリャンイスと、途中出場で決勝ゴールを沈めたマルチネリはいずれもアーセナル(イングランド)に所属し、今季のリーグ優勝に貢献している。

 主力の多くが欧州5大リーグの強豪クラブで戦い、初の外国人指揮官となったアンチェロッティ監督はイタリア出身。代表の「欧州化」で即興性に満ちたプレーが失われたとの嘆き声も聞かれるが、選手らは指示を忠実に守り、日本を攻略した。マガリャンイスは先を見据える。「今日は勝利を祝い、次に向かっていく」。代表の栄光を取り戻そうと、欧州で高い評価を受ける面々が全てをささげる構えでいる。(平地一紀)