◆米大リーグ カブス3X―2パドレス(29日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド

 カブスの鈴木誠也外野手が、「4番・DH」でスタメン出場。9回にサヨナラ打を放った。2−2の9回2死二、三塁で、パ軍守護神ミラーと対戦。真ん中低めへのスライダーを捉えると、左翼フェンス上段を直撃するサヨナラ安打となった。先発した今永昇太投手は6回1/3を投げて9安打2失点4奪三振で勝敗はつかなかった。

 鈴木は0―2の4回1死の第2打席で、外角へのスライダーを打ち、左翼フェンス直撃の二塁打でチャンスを作った。その後2死一、二塁で元ドジャースのコンフォートが適時右前打。二塁から鈴木が生還し、1点を返した。5回には1死満塁のビッグチャンスを作ると、鈴木が中犠飛を放ち、2―2の同点に追いついた。この日の3得点すべてに絡み、勝利の立役者となった。

 鈴木のサヨナラ打は24年8月16日以来メジャー2度目。通算100号に王手をかけていただけに、ヒーローインタビューでは「風もあったのでいってくれと思ったけど、とりあえず勝てたのが1番よかった」と笑顔。過去2打数無安打2三振だった剛球クローザーからの一打に「そんな簡単なピッチャー出ないのは分かっている。すごくいいピッチャーで対戦成績もよくないんですけど、とにかく甘い球」と話しているところで、スポーツドリンクシャワーの祝福。「暑いんで最高です」と笑った。再びインタビュー再開されると「本当にいいピッチャーなので、甘い球はほとんどないという風に思っていた。とにかく自分の打てると思うボール1球だけに絞ってしっかりスイングできました」と振り返った。

 4打数2安打2打点で打率は2割6分6厘に上昇。カブスは3連勝、直近8戦で7勝1敗とした。

 鈴木は26日と27日のブルワーズ戦で11号と12号を連発。通算99本と王手をかけていた。前日の同カードで3戦連発こそならずも、延長10回に2点適時打を放つなど5打数1安打2打点の活躍でチームを勝利に導いた。

 日本人打者のメジャー通算本塁打は大谷翔平(297本)、松井秀喜(175本)、イチロー(117本)で、鈴木が99本で続いていた。