音楽プロデューサーで日本のヒップホップカルチャー黎明期を支えた高木完が30日、自身のSNSを更新し、29日に虫垂炎から腹膜炎を発症して緊急手術を受けたことを報告した。入院のため、きょう30日のイベントは欠席すると発表した。

 高木は「昨日、虫垂炎からの腹膜炎で緊急手術をしました」と明かした。当初は仕事への影響を考えて手術ではなく薬による治療を希望したものの、担当医から「命とどちらが大事ですか」と説得され、手術を決断したという。

 手術後には「実際、内部の炎症はかなりひどく、数日遅れたら、endだったようです」と重篤な状態だったことを振り返り「自分助かりました」と無事を報告した。

 また、手術前日に出演したイベントでは、激しい腹痛に見舞われながらもステージに立っていたことを告白。「朝に激痛で歩くのも困難だったのですが、なんとかみんなのサポートと痛みどめで務めることが出来ました」と明かし、「ワーハビのお客さんがみんなあたたかくて、みんなの愛に助けてもらいました」と感謝の思いをつづった。

 この影響できょう30日に予定していたイベントは入院のため出演をキャンセルすると発表。退院後の仕事については体調を見ながら判断するとし、「楽屋等が無い会場の出演及び体力がもたなさそうなイベントは控えることになるかもしれません」と説明し「とにかく回復に向けて頑張ります!」と前を向いた。

 高木は1980年代からDJとして活動し、クラブカルチャーやストリートカルチャーの発展に尽力し「日本ヒップホップ界のレジェンド」として知られている。藤原ヒロシとバンド「Tiny Punks(タイニー・パンクス)」を結成し活動。90年代にはソロ活動を本格化させた。音楽プロデューサーとしては「スチャダラパー」のデビューのきっかけを作り、これまでに数多くのアーティストのプロデュースやリミックスを手掛け、日本のクラブカルチャーの発展に貢献した。