1日、テヘランで記者会見するイラン外務省のバガイ報道官/Foad Ashtari/SOPA Images/Sipa USA/AP/File

(CNN)イランは29日、今後数日間、米国との協議をいかなるレベルでも予定していないと発表した。イラン政府は最終合意に向けた協議への移行よりも、覚書の履行に引き続き重点を置いているという。

イラン国営放送(IRIB)が29日に報じたところによると、イラン外務省のバガイ報道官は、政府の現在の最優先事項は覚書の条項の履行を確実にし、この取り決めに従って自国の要求を主張していくことだと述べた。

バガイ氏は、米国が石油の販売を対象とする第10項に関連した必要な許可を発行しており、イラン側はその履行状況を追跡していると説明した。

また、イランの凍結資産の解除に関する第11項の履行についても追求していると述べた。これに関連し、イランの専門家代表団が今週後半にカタールの首都ドーハを訪問する予定だという。

バガイ氏は、イランと米国はまだ最終合意に向けた交渉の段階には入っていないと述べた。覚書の第13項に基づき、最終合意に関する協議は第1、4、5、10、11項の実施が開始され、かつこれらが継続して実施されている場合に限り開始できると指摘した。

さらに、米国の代表団がカタールを訪問するとしても、それはイラン代表団の訪問とは無関係であると付け加えた。イラン代表団の訪問は、第11項を含む覚書の履行状況を追跡するためのものだとしている。