試合後に涙を流した田中碧【写真:徳原隆元】

写真拡大

ブラジル戦に途中出場

 自責の念からの涙が止まらなかった。

 日本代表MF田中碧は、現地時間6月29日の北中米共催ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦のブラジル代表戦に途中出場。好プレーも見せる中で、最後の最後にボールを奪われたところから失点し、それが1-2の決勝ゴールになった。

 前半にMF佐野海舟のミドルで先制した日本だが、後半に入って押し込まれた。その中でMFカゼミーロに同点ゴールを奪われ、さらに自陣ですごす時間も長くなった。そうした中で森保一監督は、後半33分に田中とFW町野修斗をピッチに送り込んだ。

 今大会、グループリーグでも好プレーを見せていた田中は劣勢の展開の中でも日本のボールポゼッション回復にも一役買った。しかし後半アディショナルタイム、自陣の左サイドで相手からボールを奪った田中だが、直後にボールロスト。そこからの攻撃の流れでブラジルに決勝ゴールが生まれてしまった。試合後、田中は頭を抱え、涙が止まらなかった。試合後に寄り添っていた、主将で川崎フロンターレ時代のチームメートでもあるDF板倉滉は「彼がいなかったらここまで来れていないし、こういうサッカーを体現できていない」と話した。

 田中は試合後、スタッフにガードされ、涙を流しながら取材エリアを後にした。失点に絡んだシーンに責任を感じ、言葉を残さずスタジアムを後にした。(FOOTBALL ZONE編集部)