愛知・弥富市でアパートに放火し住人3人を殺害、被告に懲役30年判決…名古屋地裁
愛知県弥富市で2024年、アパートに放火して住人3人を殺害したなどとして、殺人や現住建造物等放火などの罪に問われた同市の無職佐藤忍被告(64)の裁判員裁判で、名古屋地裁(大村陽一裁判長)は29日、懲役30年(求刑・無期懲役)の判決を言い渡した。
判決によると、佐藤被告は24年1月、積まれた衣類などに火をつけて同市の木造アパートに燃え移らせ、住人の南由美さん(当時57歳)ら3人を一酸化炭素中毒で死亡させるなどした。
弁護側は「知的障害の影響で心神耗弱状態だった」などとして殺意を否認して無罪を主張したが、大村裁判長は、就労などの社会生活を送れており、放火の結果を認識できなかったとは考えがたいとして完全責任能力を認めた。その上で、被害者の1人との金銭トラブルから放火したと指摘し、「3人の命を奪った結果は重大」と述べた。
