【W杯】久保建英、ブラジル戦出場は“黄色信号”もボール使って練習 「帰ってくるまで勝ち進む」と仲間も早期回復期待 復帰は決勝T2回戦か
サッカー北中米W杯1次リーグ(L)初戦のオランダ戦(2△2)で左膝を負傷した日本代表MF久保建英(25)が、29日(日本時間30日)に行われる決勝トーナメント(T)1回戦ブラジル戦(ヒューストン)での復帰に黄色信号がともった。ここまで2戦連続欠場中で、この日は練習拠点のナッシュビルでスパイクを履いてランニングやボールを使ったメニューもこなしたが、全体練習には合流出来ておらず、3日後の大一番への出場は厳しい状況が続いている。
左膝を動かしては確かめ、久保は慎重にリハビリメニューをこなした。ピッチ上で前日25日の1次L第3戦のスウェーデン戦(1△1)に出場しなかった9人が決勝T1回戦のブラジル戦に向けて汗を流す中、チームに帯同するMF南野とピッチ外周をスパイクを履いてランニング。一度クラブハウスに入り、グラウンド上に戻ってくると、左脚にはテーピングが何重にも施されていた。
その後、少し強度を上げて約50メートルのランメニューを実施し、細かなステップの動きを行った際には、正面から映像を撮影してもらう様子もあった。最後はボールを使い、ボールタッチやリフティング、軽めのパス。報道陣の前でリハビリを行ったのは22日以来。その時はウォーキングから一歩前進した程度の軽いランニングだったことを考えると、約45分間のリハビリで間違いなく前進していることは確認できたものの、大一番での復帰は現実的ではなく、決勝T2回戦(7月6日)以降になりそうだ。
それでも、一緒にランニングをした南野が、久保について「あいつは元気なんで。励ます必要ないです。僕もそうですけど、決勝トーナメントに行って、あいつが帰ってくるまで勝ち進むことを信じているし、タケもそれを信じてリハビリしているので、メンタル的には全く問題ない」と話したように、前だけを見据えてリハビリに励んでいる。
また、南野が「今の膝のフィーリングどう?みたいなことしか話していない。でも順調そうでしたよ。あと試合に出てアドレナリンが出たらやれるから、ってところで、タケもやれますよ、と言っていたんで。大丈夫だと思います」と、背番号8を継承した久保の早期復帰も期待する。森保監督の起用方針としては、試合2日前の全体練習でフルメニューをこなせていることが基本。ピッチに戻るその日まで、仲間の勝利を信じて待つ。(後藤 亮太)
◆久保の経過
▽14日 1次L初戦のオランダ戦で相手選手と接触した際に左膝を負傷=写真上=。自ら交代を要求、後半30分に途中交代。試合後は車椅子でスタジアムを後に
▽17日 日本代表の広報担当が「MRI検査をして左膝の負傷が認められた」と公表。練習場にも姿を見せず
▽18日 第2戦チュニジア戦に帯同せず、ベース合宿地のナッシュビルに残留することを発表。宿舎待機と伝えられたが、チームメートの激励のため、宿舎を離れて練習場からのバス出発に駆けつける=同下、共同=。激励後は約4時間半滞在し、リハビリを実施
▽22日 集合写真の撮影に参加も全体練習参加は見送り。軽いジョギング等は実施
▽23日 チュニジア戦に続き、スウェーデン戦にも帯同しないと発表
▽26日 別メニュー調整も、やや強度を上げたランニングを実施。ボールを使ったパスやリフティングの練習も行った
※現地時間

