投資アドバイザーの鳥海翔氏が、「今買うのは高値掴みなのか?8月に向けてスペースXで注目したいポイントを整理します!」と題した動画を公開した。動画では、6月12日にNASDAQへ上場したSpaceX(スペースX)の株価動向と、今後の投資判断において重要となる3つの注目ポイントについて詳しく解説している。

動画内で鳥海氏は、IPO価格135ドルでスタートしたSpaceXの株価が、上場からわずか5日で約200ドルまで高騰し、40%近く値上がりした現状を紹介。時価総額が2.66兆ドルに達した同社の今後の株価を左右する要素として、「初回の決算」「ロックアップ解除」「バリュエーション」の3点を挙げた。初回の決算(8月頃)では、売上の大半を占める通信事業の成長と、赤字であるAI・宇宙事業の縮小具合が焦点になると指摘。さらに、上場前から株を保有する社員や初期投資家の売却制限(ロックアップ)が段階的に解除されることで、株価が大きく上下する可能性に注意を促した。

また、バリュエーションについては、現在赤字のためPER(株価収益率)が算出できず、PSR(株価売上高倍率)で見ると142倍と異常な「割高」水準にあると言及した。しかし、「株は未来を予想して買うもの」と語り、モルガン・スタンレーなどが予想する2030年の売上高(3,300億~1兆ドル)を基に計算すると、PSRは2.7~8.1倍となり、決して割高ではないと説明。過去に「割高」と言われ続けながらも成長したNVIDIAの事例を挙げ、SpaceXも同様に「割高だけどずっと伸び続ける」銘柄になる可能性を示唆した。

動画の最後には速報として、投資ファンド「Zテック20」が上場直後のSpaceXを早くも構成銘柄の6.0%として採用したことを紹介。鳥海氏は、SpaceXへの投資について「イーロン・マスクの夢に賭けたいロマン枠」として捉えるのが現実的だと総括し、着実な利益を求めるならAIや半導体への投資が適していると投資家へアドバイスを送った。