【原油価格高騰の影響】スーパーは困惑「ラップはすでに30%アップ、トレーも」
中東情勢の悪化に伴う原油価格の高騰はさまざまなところに影響が出ています。スーパーなどで見かける総菜を入れる容器なども値上がりしていて、店からは困惑の声があがっています。
■KKT洲粼湧樹記者
「こちらのスーパーではリーズナブルな弁当や総菜がずらりと並んでいます」
家計に優しい価格で販売される総菜。消費者には魅力的ですが、その一方で…。
「ラップはすでに30%値段が上がっている」
実は総菜や肉、魚などの包装に使われているラップの仕入れ価格が、急激に上昇しているのです。大きな原因は中東情勢の悪化。原油から精製される原料「ナフサ」の価格が高騰し、食品包装容器全般が値上がりしています。この影響は生鮮食品を扱うスーパーを直撃しています。
■みやはらZ 南熊本店 橋本憲明店長
「このボリュームと価格で喜んでいただいていますので、これをどう維持していくのかというのは今ちょっと悩んでいるところ。物も入ってこないというような状況になってくると、どうやって販売しようかとか先を見通して考えておかないと、いざ袋がないとか、トレーがない、売れないとならないように考えている」
橋本店長によりますと、すでに値上がりしているラップのほか、トレーについても来月から20%値上げするという連絡がきています。これにより、1か月あたり数十万円の出費が増える見込みで、スーパーの苦悩はまだまだ続きそうです。
こうした中、中小企業の経営者などで構成する県中小企業家同友会がことし3月から4月にかけアンケートを行いました。
原油価格の高騰の影響について、スーパーなど流通商業では、「原材料費の仕入れ価格が上昇している」と回答したのが、62.1パーセントでした。
「利益が減少している」と回答したのは、流通商業が56.3パーセント、建設業や製造業では70パーセント以上となり、各業種で経営への圧迫が深刻化していることが分かります。
今のところ、販売価格の引き上げにはつながっていないところも多いと思われますが、今後も高騰が進むと、私たち消費者にも影響が及ぶかもしれません。
