動画「損な役回り」で脳科学者・茂木健一郎さんが、自身がアベマプライム出演時に感じた“損な役回り”について語った。番組で投票に行かない理由として、ゲストたちから「コスパに合わない」「応援した候補が落選したら悲しい」などリアルな本音が飛び交う中、茂木さん自身は「これは完全に公民教育の失敗じゃないか」と切り込み役となったと振り返る。

投票に行く“コスト”が議論になることについては、「投票に行くコストなんて大したコストじゃねえじゃん」とバッサリ。「自分の票が必ず反映されるなどありえない」と冷静に評したが、その場で発言を担った自分の立場を「俺は正直な人間だから、そんな役回りだったな」と回顧する。

番組終了後、スタッフらと「そんな役回りだったけど言ってよかったですよね」と語り合ったと明かし、「まるで林間学校で先生が“静かにしろ、もう寝ろ”と言いに来る役割のようなもの。先生だって本当は騒ぎたいかもしれないけど、誰かがやらなきゃいけない」と持論を展開。その上で「英語だと“テイクワン・フォー・ザ・チーム”って言うんだよね。チームのために自分が損な役を買って出る」と英語表現も紹介した。

話題は世界に及び、アメリカで上院議員が記者会見中にシークレットサービスに抑え込まれた事件にも触れ、「自ら身をもって犠牲になって示すという役回りも時に必要」と指摘。自身の過去の発言「日本の笑いはオワコン」によるバッシングを例に「それも損な役回りだった。でも日本の笑いが課題を抱えているのも事実」と正直なスタンスも崩さない。

「別に、自分が正しいとか公共心とかでやってんじゃなくて、正直に言わないとまずいだろうって思っちゃう」と茂木さん。「コミュニティでみんなが違う方向へ行っているとき、“それおかしいんじゃない?”と、つい正直に言っちゃう。裸の王様の子供のように、そんな役回りをする人はたまに必要」と語り、「そんな役回りをする人も、たまには必要ではないかなっていうお話でございました」と動画を締めくくった。

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