中国籍の人物がゴムボートで台湾に不法上陸 海巡署、認知戦との見方示す
動画を投稿した男は、福建省の福州長楽空港周辺からゴムボートで桃園に到達したと動画内で言及。動画には男が海上と砂浜を背景に自撮りをする光景が映されていた。男はその後、中国に戻ったとしている。
海巡署で報道官を兼務する謝慶欽副署長は、動画について分析を行ったとした上で、砂浜で撮影された映像は偽造されたものではないと説明。ただし、男が動画内で言った通り実際にゴムボートで密航して撮影したのか、協力者の下でフェイクを加えて撮影されたものかは不明で、道路に設置された防犯カメラの映像を確認しているとした。
また、男が動画内で説明した燃料の持参量が、想定される必要量をわずかに上回る程度だったことや、脱水症状と日焼けが見られないことから、疑念もあるとした。
謝氏は、不審物を探知するための赤外線サーモグラフィー機器の数が大幅に不足していると言及。小型の目標がグレーゾーン作戦や認知戦の主要手段になっていることを踏まえ、ハイテクな沿岸・海上監視偵察システムの設置が急務だとし、特別予算での支援を求めていくと述べた。
(黄麗芸/編集:田中宏樹)
