13大会連続でメインキャスターを務めた織田裕二さん【写真:西村尚己/アフロスポーツ】

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今大会で織田裕二&中井美穂が13大会連続で務めたメインキャスターを卒業

 オレゴン世界陸上が24日(日本時間25日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで最終日が行われ、今大会の全種目が終了。今大会限りでTBS中継のメインキャスターを卒業することが発表されていた織田裕二さんと中井美穂さんは25年間にわたる大役を務め上げた。

 2人は1997年のアテネ大会から13大会連続でメインキャスターを務め、織田さんが歌うテーマソング「All my treasures」はお馴染みに。積極的に選手を取材し、現地から熱くレポートしてきた。その間に数々の歴史的瞬間を目撃。今大会は日本のスタジオからの参加となったが、男子100メートルでサニブラウン・ハキームが日本人初の決勝進出を果たした際、織田さんが「男の中の男だと思う。まさか泣かされるとは」と号泣したことも話題になった。

 劇的なドラマが続出した大会も最終日。この日も女子100メートル障害、男子棒高跳びなどで世界記録が連発し、織田さんは「13大会見てきたけど、こんな大会ありますか!」と興奮を抑えられないシーンもあった。

 中継の最後には、織田さんは「この大会は、陸上王国といわれる米国がこの何十年の歴史で一度も(開催が)なくて、初めて手を挙げた。どんな大会を見せてくれるんだろうと、凄くわくわくした。想像以上に凄かった」と振り返った。

 選手のパフォーマンスはもちろん、今大会で最も驚いたシーンには男子100メートルのレース前に大会マスコットと子どもたちがトラックで競走した場面を挙げた。「これは負けたと思った。日本にこの発想がありますか……子どもたちは虜ですよね」と織田さんらしい陸上愛を込めて語った。

「3年後の(25年開催の)東京大会、どんな大会になるか楽しみ。私事になりますが、25年間ありがとうございました。日本の陸上が、いや世界の陸上がいつまでも平和で続くことを願っています。楽しい25年をありがとうございました」と言い、今夜7時から放送される総集編もPRして締めくくった。

(THE ANSWER編集部)