車の運転には、ドライバーごとの個性が色濃く反映されます。ハンドルを握ると性格が変わる人、加減速などの操作が急な人など、隣に乗っていて思わず「怖い」と感じる場面もあるかもしれません。

とはいえ実際の場面では、なかなかドライバーにダメ出しすることも難しく、モヤモヤが残ってしまうこともあるでしょう。今回は「同乗していて『イヤだなぁ』と感じる瞬間」について、世間の声を集めました。

ケンカ中、わざとエンジン音を響かせる彼氏

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同乗者にとって、「ドライバーの態度の変化」はやはり気になるポイントです。密閉された空間でドライバーが機嫌を損ねれば、イヤな空気が車内に蔓延してしまいます。

「昔付き合っていた彼氏が、不機嫌になるとモノに当たる人でした。運転中もちょっと気に食わないことがあると、突然運転が荒くなったりして。

最悪だったのが、旅行の帰りの高速でケンカした時です。お互い険悪な感じで黙り込んでいると、彼がシフトレバーを動かしたんです。そうしたら、速度は別に変わってないのに、エンジンがゴォーっとすごい音を立てて。壊れそうな音がずっと続くんですよ。

その時は免許がなくて知らなかったんですが、わざと低いギアに入れて、エンジンをうるさくしていたみたいです。『それ止めてよ』って言っても無視されて、結局2時間近くその状態で、ほんとに耳がおかしくなりました。最後の方はもう諦めて、無の状態でしたね」(20代女性)

ぶすっと黙り込んだカップルの乗る車が、けたたましい音を上げて、普通の速度で走って行く……傍から見ると、何ともシュールに映りそうです。

渋滞で裏道作戦、失敗すると最悪の雰囲気に……

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ドライバーの機嫌が悪いと、やはり同乗者の方も居心地が悪く感じてしまいます。とくに道路が渋滞していると、フラストレーションが溜まり、露骨に態度を変えてしまうドライバーもいるようです。

「夫がまったく待てない人で、行列や渋滞が大嫌いなんです。運転中はちょっとでも前が詰まっているとすぐ裏道。はじめて行く場所でもナビとは違う道に入っていくので、結局その道も混んでいたり、道がわからなくなったりすると、さらに機嫌を損ねて雰囲気は最悪になります。

私や娘が文句を言おうものなら、あからさまに運転が荒くなって、もう手が付けられなくなります」(40代女性)

早く目的地に到着したいと考えるのは、ドライバーとして自然な感情でしょう。しかし、焦りのあまり車内の雰囲気を損ねては、その後の予定も楽しめなくなってしまうかもしれません。

「運転がうまい」アピールもほどほどに?

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「運転のうまさ」は普段なかなか評価されることのない要素です。それだけに、「自分の技術を認めてほしい」と考える人も少なくないでしょう。しかしなかには、その気持ちが先走りすぎてしまうケースも。

「昔から乗り物酔いが酷くて、とくに車は酔い止めがあってもかなりキツいので、できる限り避けるようにしているんです。でもなぜか、それを話すと『俺の運転は揺れないから大丈夫』みたいに言ってくる人がたまにいます。

一度だけ、かなり論理的な感じで『車酔いの原因はG(重力加速度)で、自分はGをコントロールする運転を追究してる』みたいなことを言われ続け、『もしかしたら』と思って乗ってみたんです。でも、やっぱり5分くらいで酔ってしまいました。

確かにブレーキで止まる時のカクって感じはなくて、上手なんだと思いますが……とても申し訳なかったです」(20代女性)

困っている人に対して、解決策を提示したいと考えるのは自然な気持ちです。しかし、深い事情を知らないまま強引に手を貸そうとしたことで、かえって当人に辛い思いをさせてしまうこともあるのかもしれません。

お母さん!ナチュラルに車間距離が近い!

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人間の感覚は千差万別であり、それが運転性向にも大きく影響します。ドライバーと同乗者の間に大きな感覚のギャップがあれば、同乗者が「怖い」と思う瞬間も増えてくると考えられます。

「昔から習い事の送迎なんかで母の運転に乗ることが多く、それまでは何とも思っていなかったのですが、免許を取ってから母の運転が怖くなりました。とにかく車間距離が近いんです。他の人に比べてブレーキのタイミングも遅くて、乗っている間ずっと足を踏ん張っています。

父もたびたび指摘しているのですが、『私はあんたと違って無事故無違反だ』と言って聞く耳を持ちません。母としては、違反歴のある父が自分の運転に口を出すことが気に食わないみたいです」(20代男性)

距離感覚には個人差があるため、「どのくらいの車間距離が適切か」を感覚として共有することは難しいのかもしれません。

なお、JAFのホームページでは、走行距離ごとの適切な車間距離の目安や、走行中の測り方などが紹介されています。大まかな目安として、前の車が通り過ぎた地点を自分が通り過ぎるまでに、「一般道では2秒以上、高速道路では3秒以上」となるような距離が望ましいとされています。

「正直やめてほしいな……」というドライバーの振る舞いがあっても、同乗者がそれを伝えることは難しいものです。同乗者側はドライバーの自尊心を傷つけないような伝え方を心がけるとともに、ドライバー側も自身の運転を客観的に省みる心を持つことが大事なのかもしれません。

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