2021年に初のウェブカメラ「Anker PowerConf C300」を発表したAnkerが2022年2月15日(火)に、一回りコンパクトかつ軽量になったエントリーモデルの「Anker PowerConf C200」をリリースしました。1辺が約5cmのコンパクトな形状ながら、2K解像度・30fpsでの撮影が可能な新型は、物理的にレンズをふさげるので安心なプライバシーカバーや、エアコンをフル稼働させた音も完全にカットできるノイズキャンセリング機能など在宅ワークに便利な機能がてんこ盛りとのことなので、実際に使用してチェックしてみました。

Anker PowerConf C200 | ウェブカメラの製品情報

https://www.ankerjapan.com/collections/web-camera/products/a3369

コンパクトサイズながら2Kの高画質でリモートワークに最適!高画質ウェブカメラ「Anker PowerConf C200」販売開始

https://www.ankerjapan.com/blogs/news/331

・目次

◆1:開封&簡単セットアップ

◆2:2K画質をチェック

◆3:エアコンの音を完全にシャットアウトするノイズキャンセリング機能

◆4:高画質で撮影すると本体温度はどのくらい上昇するのか?

◆1:開封&簡単セットアップ

Anker PowerConf C200はこんな感じの箱に入っていました。



内容物は、Anker PowerConf C200本体。



一方がUSB Type-A、もう一方がUSB Type-CのUSBケーブル。



クイックスタートガイド。



注意事項が記載された冊子。



サポートへの連絡先が記載されたカードです。



Anker PowerConf C200は、縦51mm×横41mm×奥行き55mmの手のひらサイズ。天面にはプライバシーカバーを開閉するためのスイッチがあります。



以下のムービーを再生すると、実際にプライバシーカバーが開いたり閉じたりしている様子を見ることができます。

物理的にレンズをふさぐ「Anker PowerConf C200」のプライバシーカバー - YouTube

プライバシーカバーを閉めると映像が物理的に遮断されるので、カメラをPCに接続しっぱなしにしていても私生活がインターネットやビデオ会議の相手に見られてしまう心配がありません。



本体前面のレンズの下には、マイクが2基あります。



左側面には通気口があります。この通気口は、右側面にもあります。



背面には、PCに接続するためのUSB Type-Cポートありました。



本体の底部はクリップになっています。



クリップ部分には滑り止めのゴムがついています。



そのため、こんな感じでモニターにひっかけるだけで安定します。



底面には、三脚用ソケットもついていました。



このソケットを使うことで、「ゴリラポッド リグ」のような三脚に固定して使用することも可能です。



本体の重さは実測83gでした。



使う準備をするため、まず背面にUSBケーブルを挿入します。



次に、本体をモニターにセット。



あとは、USBケーブルをPCに接続すれば、自動的にドライバーがインストールされます。



実際に12型ノートPCに接続してみたのが以下。



背面から見るとこんな感じ。



カメラが使用されているときは、本体前面のLEDインジケーターが点灯します。



プライバシーカバーを閉めるとカメラは自動的にオフになり、LEDインジケーターも消えます。



◆2:2K画質をチェック

Anker PowerConf C200をPCに接続して、Windowsの「カメラ」アプリを起動すると、Anker PowerConf C200が撮影した映像が表示されました。



画質設定を見ると、Anker PowerConf C200が1440pの解像度、つまり2K画質での撮影に対応していることが分かります。



というわけで、試しに画質とオートフォーカスをチェックしてみたのが以下のムービーです。

Ankerのウェブカメラ「Anker PowerConf C200」の画質とオートフォーカスをチェック - YouTube

映像が鮮明でオートフォーカスも機敏なので、馬のかぶり物がずいっと手前に迫っても鼻先や毛などの質感がよく見えます。これなら、「ビデオ会議中に手元の資料をカメラに映したけど、映像がぼけてて相手からは読めなかった」という事態が発生しにくそうです。



一方、ノートPCに付属しているカメラの映像が以下。1080pのフルHDなので使えないこともありませんが、Anker PowerConf C200に比べると全体的に映像がにじんでいてディテールが損なわれている印象を受けてしまいます。



Anker PowerConf C200の映像を左、ノートPCのウェブカメラの映像を右に並べて比較するとこんな感じです。



Anker製の設定用アプリ「AnkerWork」を使うと、画角を3段階に変更することが可能です。インストール方法やアプリの使用方法は、以下の記事を参照してください。

最大1080p・60fpsでのビデオ入力が可能なAnker初のシンプルなウェブカメラ「Anker PowerConf C300」を使ってみた - GIGAZINE



デフォルトの95度が以下。やや引いた映像だという印象です。



78度にすると、被写体や背景がバランスよく映ります。



65度だと、さらに被写体に寄った映像になりました。



◆3:エアコンの音を完全にシャットアウトするノイズキャンセリング機能

Anker PowerConf C200には、特別な操作をしなくても自動的に環境音を消してくれる「ノイズリダクション機能」があるので、実際にフル稼働しているエアコンの音を収録してチェックしてみました。その結果は、以下のムービーから確認できます。

エアコンがフル稼働してても無音になる「Anker PowerConf C200」のノイズキャンセリングの威力をチェック - YouTube

エアコンが動いているときにデジタルカメラでの撮影をすると、背景でゴーッという音がします。しかし、Anker PowerConf C200で撮影した映像はほぼ無音。遠くで人が歩いている音が聞こえなければ、ミュート中なのかと思ってしまうほどでした。

◆4:高画質で撮影すると本体温度はどのくらい上昇するのか?

高画質で動画撮影するデバイスでよくあるのが、「発熱しすぎて10分も撮影したら強制終了してしまう」という問題です。そこで、Anker PowerConf C200で2K動画を30分ほど撮影して、本体温度がどうなるのか確認してみました。



まず、撮影開始直後の本体温度は38.4度でした。



そして、撮影後の温度は42.6度でした。映像も問題なく撮影できているので、長時間のビデオ会議に使っても問題なさそうです。



Anker PowerConf C200は2022年2月15日(火)から公式ストアで税込6980円で購入可能なほか、Amazon.co.jpでも取り扱われていて、記事作成時点での価格は公式ストアより10%安い税込6282円です。10%オフの対象は先着500台限定とのことなので、気になる人は早めにチェックしてみるのがよさげです。

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