娘が受けている学校のリモートクラスの授業の様子【撮影/風間真治】

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カリブ海に浮かぶ小国・ドミニカ共和国に住み、中南米の新興国を舞台に貿易事業を展開する風間真治さんが、学校の授業から個人レッスン、テレワーク、医療業務と、コロナ禍で進んだ様々なオンライン化の現状をレポートします。

 今回は、新型コロナウイルス蔓延から1年以上が経過したドミニカ共和国の教育業界や、一般的な仕事現場の急速なオンライン化についてまとめてみたいと思います。

ニューヨークにいながらオンライン授業を受ける子も

 まず日本と同様に、ドミニカ共和国でも学校はオンラインでの授業が当たり前となってきています。幼稚園もオンライン授業が行なわれており、小さい子どものいる共働き家庭では確実に負担が増えました。

 面白いのは、オンラインクラスになったことで、場所を選ばずに授業を受ける人たちが出てきたことです。ドミニカ共和国をはじめ中南米の多くの人たちは、米国に親戚がいる家庭が少なくありません。そのため、クリスマスシーズンや3月下旬のイースターの感謝際の前など、まとまった休みには、米国の親戚の家庭に遊びに行く家族が多いのです。

 私の娘(7歳)が通う学校のクラスメートの中にも、長期休暇で家族で米国の親戚の家に遊びに行き、米国からオンラインで授業を受けるという子が何人かいました。特に米国のニューヨークはドミニカ人が多く移住している地域なのですが、ニューヨークとドミニカ共和国は時差もないため、こうしたことが可能なのです。
 
 同様に、隣国のブラジルやプエルトリコ、コロンビアなどから親の仕事の関係でドミニカ共和国に来ている家族は帰省しながら、あるいは近隣のリゾートに家族で長期休暇に出ながら、子どもたちはオンラインで授業を受けているという話も聞きました。
 
 オンライン授業が普及したことで生まれた、大きなライフスタイルの変化といえるのではないでしょうか。

世界中のオンラインレッスンの受講が可能に

 我が家の娘もドミニカ共和国をベースにして生活しながらも、地球の反対側に位置する日本から、リモートによるオンラインのピアノレッスンやヨガレッスンを受けるようになりました。
 
 ドミニカ共和国では何かレッスンを受けたくても、日本のように多様なレッスン講師を見つけることは難しかったのですが、オンラインクラスであれば世界のどこにいても受けたいレッスンを選択できるというのは、私たち家族にとっても大きな「発見」でした。

 オンラインクラスが定着することで、国際的なライフスタイルの多様化が今後も進んでいくのは間違いないと思いますし、実際とても便利なので、コロナ後も、この流れは変わらないのではと想像します。

 また、コロナで一般的にも普及が進んだ「Zoom」のオンラインサービスも、当たり前のように使いこなす、小さな子どもたちが増えています。このような、いわゆる「コロナ世代」の子どもたちは、オンラインで授業を受けることに、違和感がなくなっていくのではないかと予想します。
 
 アフターコロナ世代はコロナ禍で生まれた「オンラインクラス・ネイティブ」世代といえるのではないでしょうか。

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