BIGBANGとYGの命運を握るのは、除隊したG-DRAGON。“再契約か、独立か”

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2010年代前半の最高のK-POPグループと挙げられるBIGBANGのメンバーたちが、兵役を終えて帰ってくる。

ただ、彼らが入隊した2年前とは状況が変わった。BIGBANGが“完全体”で復帰できるかどうかは不明瞭である。

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メンバーそれぞれがネガティブなイシューを抱えていて、所属事務所YGエンターテインメント(以下、YG)のイメージも最悪になった。

専門家たちは、これからBIGBANGの舵を握るのはリーダーのG-DRAGONだと分析する。YGとの再契約可否、G-DRAGONのグループへの愛情などによって、BIGBANG全体の運命が決まるとのことだ。

昨年2月に入隊したG-DRAGONは、江原道・鐵原(チョルウォン)陸軍第3師団(白骨部隊)で服務し、兵役期間の短縮規定によって従来より1カ月ほど早い10月26日に除隊した。D-LITEとSOLも、11月に除隊を予定である。

YGは10月23日、BIGBANGの公式サイトを通じてメンバーたちの除隊現場への訪問を控えてほしいと呼びかけた。除隊予定の部隊がアフリカ豚コレラ(ASF)発生地域という理由からだ。

しかし、彼らの除隊がめでたいばかりの状況ではない。SOLを除くメンバーたちが、兵役中に世間を騒がしている。

G-DRAGONは昨年、国軍病院の1人室に入院したという特恵疑惑が浮上。今年3月には現役服務の不適合審議を通じて除隊を早めるとの噂もあったが、適合判定を受けた。

D-LITEは、自身が所有するビルに違法風俗店が運営されていたことで波紋を呼んでいる。T.O.Pも服務中の大麻使用容疑で物議を醸し、V.Iに至っては今年3月にYGとの契約を解除し、芸能界を引退した状態だ。

そんな中、BIGBANGのカムバックは可能か、もしユニットやソロで活動するならその時期はいつになるかと、関心が寄せられている。

ハナ金融投資のイ・ギフン研究員は、「G-DRAGON、D-LITE、SOLの場合、YGとの再契約可否が除隊後の初のイベントとなる。SM、YG、AVEXの関係および東方神起の前例などを考えると(再契約の)可能性は高いと思われる。ここ5年間、SM&YGによる日本ドームツアーは年間20〜40回で、中でも40〜50%がBIGBANGだった。もしドームツアーが期待通り行われば、年間営業利益は300億ウォン以上」と、予想した。

一方、K-POP関係者は「BIGBANGがカムバックしても、国内では音源、公演などで以前のような影響力は期待できない。以前はCMや演技、バラエティなど全方位で活動したが、今は環境が違う。大衆の信頼をベースに行われる活動は難しい。もちろん、まだ日本なおど海外でも競争力はある」と言う。

他の関係者も次のように分析した。

「ヤン・ヒョンソク元代表が辞退したため、YG内ではBIGBANGを動かせる人がいない。G-DRAGONの存在感、影響力がもっと大きくなったという意味だ。G-DRAGONとYGの再契約が鍵となる。グループ内で唯一、グローバルな影響力を持つ存在であるG-DRAGONがいなければBIGBANGも存在できない。海外ツアーも開催できない。G-DRAGONもその事実をよく知っているはずだし、再契約か独り立ちかを悩むと思われる。G-DRAGONが個人事務所を立ち上げても全くおかしくない状況だ」

G-DRAGONが除隊を迎える中、BIGBANGはこれからどうなるか、注目が集まる。