顔認証決済をデモンストレーションする沢田ファミマ社長

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 ファミリーマートパナソニックは2日、画像認識技術などを使った次世代型コンビニエンスストアの実証実験店舗「ファミリーマート佐江戸店」(横浜市都筑区)を開設した。欠品補充やトイレ清掃など必要な業務指示を店舗スタッフのウエアラブル端末に伝えるほか、顔認証決済などを行う。コンビニは人手不足や人件費高騰が課題となっている。同店舗に隣接するパナソニックの工場には技術陣がおり、沢田貴司ファミリーマート社長は「心強い。一緒に課題を解決していく」と述べた。

 パナソニックは天井に設置したカメラで画像を認識し、商品の欠品を検知するシステムを導入した。どの棚にある商品が売れたのかを識別し、欠品情報として店員が身に付ける端末に送る。販売機会を逃すのを抑え、店員の業務負担も減らす。

 レジではカメラ画像で顧客の購入商品を判別し、同時に顔も認証して購入者を特定。無人で財布も不要な“手ぶら決済”も可能にした。当面は、パナソニックの社員限定で行う。

 また、顔などの画像分析は個人情報にかかわると懸念する声もある。そこで今回は、人の熱を検知するセンサーも天井に設置し、個人情報を取らずに店舗内の人の流れや混雑ぶりを分析する。カメラ画像から年齢層と性別、購入商品を特定し、画像は残さずに属性だけを記録する仕組みも取り入れた。

 パナソニックはファミリーマートと同店でフランチャイズ契約を結び、自ら店舗を運営する。