「地図アプリ×リアルイベント」山や海で地方創生の新ツールに
凸版印刷は登山情報アプリの開発を手がけるヤマップ(福岡市博多区)と共同で、山に関する観光イベントなどを企画・実施するサービスを始めた。両社は専門家らと共同で山や周囲の観光ルートを調査・策定し、専用の地図をヤマップの登山アプリ「YAMAP」で発信する。同サービスは自治体やDMO(観光地経営組織)向けに拡販する。
凸版印刷は「山は日本各地にあるが、観光資源や周囲の街のビジネスにつながっていない山は少なくない」とみており、アプリを使ったイベントなどの実績を持つヤマップと連携して地方創生を後押しする。
大日本印刷は「DNP旅のよりみちアプリ YORIP(ヨリップ)」に、サイクリングコースや周辺の観光スポットを紹介する新機能を追加した。コースの途中にある絶景ポイントなどを自転車に取り付けたスマホに表示する。第1弾として、長崎県大村市などが30日に開くサイクリングイベント「大村湾ZEKKEIライド」でヨリップを活用する。
ヨリップはイベント終了後も観光情報を継続的に発信し、リピーター獲得につなげられるのが強みという。大村市では例えば地魚を提供する漁協や手作りのハムやソーセージを食べられるカフェ、高台から大村湾を眺められるオリーブ園などを紹介していく。園田裕史市長は「情報発信イノベーションの新たな形と捉えている。(イベント以外の日も)大村市に来て、ファンになってほしい」と期待する。
ヨリップの1年間のサービス利用費を含む消費税抜きの初期導入費は250万円から。2年目以降のサービス利用費は年30万円から。大日本印刷地域創生ビジネス企画開発ユニットの宮本純ユニット長は「イベント後もヨリップで情報を発信し、地域活性化に寄与したい」と力を込める。
(文=福沢尚季)
