EV用の急速充電器、6割時間を短縮した新電元の技術
高効率の自社製AC(交流)/DC(直流)コンバーターを搭載しているほか、雨や風が内部に入り込まない構造で耐久性に優れている。価格は1台600万円を想定。子会社の新電元スリーイー(埼玉県飯能市)で生産する。
日本は現在約7100基の急速充電器が公共に設置されているが、自動車メーカー各社がEV開発を本格化しており、今後も新設や既存設備の置き換え需要が見込める。航続距離を伸ばすため車載電池の大容量化が進んでおり、高出力対応の充電器の需要も拡大する。インドも2030年までにEVのみを販売する戦略を打ち出すなど今後は新興国でも充電インフラの整備が進む見通しだ。
新電元はこうした国内外の需要をいち早く取り込むために先行投資で急速充電器事業を拡大する。17年9月にライセンス契約を結んだ米ワイトリシティ(マサチューセッツ州)の非接触給電技術を活用した新型充電器の研究開発も進める。新電元の17年3月期の急速充電器を含む新エネルギー事業の売上高は約110億円。
