家庭からバスタオルが消えている!? 人気を失った5つの理由

お風呂上がり、ふわっふわのバスタオルで体じゅうを包み、一瞬でやさしく水分をとると、ホカホカが続いて幸せな気分になりますよね。ところが、2016年11月にライオンが行なった最新調査によると、バスタオルを使っていない家庭が増えていることがわかりました。なぜ、バスタオルの人気が落ちているのでしょうか?
乾きにくくて、嫌なニオイも
対象となったのは、首都圏に住む20〜50代の既婚女性500人です。お風呂上がりに使うタオルについて、「思いどおりに使えている」と回答したのはわずか23.2%。7〜8割の人は、タオルに理想はあるものの、妥協しながら使っていることがわかりました。
具体的にどんな我慢をしているのでしょうか? 思いどおりのタオルを使っていない人のうち66.4%は「薄め」のタオルを使用していました。また、51.3%が「小さめ」のタオルを使っていることがわかりました。
この結果から、お風呂上がりは、ペラペラのフェイスタオルを使っている人が多いと想像できます。小さくて薄いタオルでは、水分を一瞬で吸い取ることはできないし、2枚以上使わないと、後半はビチョビチョになります。
それでも、大きくて厚いタオルを避ける理由はこんなにありました。
1位 乾きにくいから 55.9%
2位 干すスペースに困るから 50%
3位 洗濯の手間がかかるから 47.7%
4位 収納スペースに困るから 36.8%
5位 洗いたてのタオルを使いたいから 33.9%
分厚いと乾くのに時間がかかりますよね。大きいので、洗うのも干すのも収納するのも、かさばります。大変だから、何度か使って洗うようにしたら、洗いたてのカラッとした感覚は得られない。バスタオルの人気が落ちるのも、ごもっともな理由でした。
ニオイを防ぐ2つの方法
「乾きにくい」という理由を挙げた人は、ニオイも気になるようで、6割の人が「悩んでいる」と回答しました。特に、湿った状態のタオルを使うときや、部屋干ししているときに気になるようです。せっかく清潔になった体を、嫌なニオイのバスタオルでは包みたくないですね。
でも、分厚くて大きなバスタオルへの夢を諦めるのはまだ早い!
ライオンお洗濯マイスターの山縣義文さんによると、湿った状態の時間が長いほど菌が増えて、生乾きのニオイが発生しやすくなるそう。(1)抗菌作用のある洗濯洗剤を使い、(2)早く乾く干し方をマスターすれば、解決すると言います。
干し方は、物干し台なら、きっちり揃えるのではなく、どちらか一方が長く、もう一方が短くなるように干すこと、ピンチ式なら、生地と生地の間に空間ができるように蛇腹状に吊るすのがコツです。乾いた空気に触れる面積を増やすのがポイントなのですね。
調査は、ライオンの洗濯洗剤「トップ HYGIA(ハイジア)」のPRの一環として行われました。