(写真・AFLO)
卓球女子団体で銅メダルに輝いた福原愛(27)。ロンドン五輪の銀メダルに続く快挙を成し遂げた彼女の目には、大粒の涙が浮かんでいた。

そんな今大会で注目を集めていたのは、福原が持っていた“神符”。宮城県仙台市の大崎八幡宮で必勝祈願した際に作ったもので、肌身離さず持っていたという。だが彼女がもう一つ、大切に肌身離さず身に着けていたものがあったという。卓球関係者がこう明かす。

「実は彼女、恋人で台湾代表の江宏傑選手(27)から開会式直前にお守りをもらったそうです。台湾でもっとも歴史のある『龍山寺』をわざわざ訪れて用意したそうで、“祝好運”という文字が刺繍されていたといいます。この愛のお守りをユニフォームに着けて、彼女は試合に臨んでいたと聞いています」

今年2月に福原が江選手の実家を訪れた際も、彼は家族と一緒にこの龍山寺を案内していたという。それだけ2人にとって特別な“絆のお守り”だったようだ。そして気になるのは、2人の今後。試合後から去就や結婚の行方が大きく取りざたされている。

当の福原は「終わったばかりなので、まずはゆっくり休んで喜びに浸りたい」と語っていたが、いっぽうの江選手は「五輪が終わったら正式に発表します……」と意味深な発言も残していた。だがそのラブラブムードを吹き飛ばすように、周囲の視線は冷ややかだという。ある卓球協会幹部がこう明かす。

「協会は4年後の東京五輪でも彼女に大きな期待をかけています。そのとき福原は31歳になりますが、それでも日本女子卓球界の顔であることは間違いありません。だから彼女には、それまでは競技にだけ目を向けていてもらいたいというのが本音なんです」

卓球協会幹部のなかには、江選手との交際自体をよく思っていない人たちもいるという。

「団体一回戦で敗退した五輪の結果を見てもわかるように、江選手は彼女より“格下”。収入格差もたびたび報じられており、結婚すれば“格差婚”と言われることは間違いありません。また彼は“福原愛の恋人”として有名になっていますが、これについて『福原を利用している』と陰口を叩く人もいます。そうした人たちからも『彼との今後を冷静に考えるべき』と、“結婚延期”の意向が出ているようです」(前出・卓球協会幹部)

東京五輪まで福原を“日本の顔”にしておきたい卓球協会が下した「格差婚ダメ!」との非情な指令。そんな圧力を感じてか、福原は試合後にブログでこう綴っている。

《生半可な気持ちで決断できることではありません。人生をかけて、卓球をしています。終えたばかりで私も私の気持ちにまだ全く向き合えていないのが現状です。ですから私にきちんと考える時間を頂ければと思います》

メダルを獲ってもなお前途多難――。愛ちゃんの恋は、果たして成就するのだろうか!?