コッパ・イタリア決勝進出を決めたインテルは、再びリーグ戦に集中している。目標は16日のユヴェントス戦だ。ユーヴェにとっては、もはやスクデットを懸けた一戦ではない。しかし、タイトルの行方を左右する一戦ではない。フィオレンティーナとのコッパ・イタリア準決勝セカンドレグで、ジョゼ・モウリーニョ監督は一部のレギュラーを休ませることができた。ワルテル・サムエルとヴェスレイ・スナイデルをベンチにとどめ、エステバン・カンビアッソとディエゴ・ミリートは部分的な出場に終わっている。

コッパでの守備を重視したフォーメーションにより、マイコンは守備の負担を減らされ、クリスティアン・キヴにはサリー・ムンタリがつけられた。中盤にもポジティブな要素はある。ムンタリがこれまで続いていたネガティブな結果に終わりを告げ、何よりもチアゴ・モッタを復活させることとなった。チーム全体と異なり、T・モッタは唯一、調子が落ちていない選手だ。直近になって、彼はジェノア時代に見せていた力を取り戻している。リヴォルノ戦で2アシスト、ボローニャ戦で2ゴール、そしてコッパのフィオレンティーナ戦では見事なプレーでサミュエル・エトーを決勝点に導いた。

また、T・モッタに欠けるダイナミックさは、デヤン・スタンコビッチが埋められる。同選手は14日にチーム練習へ復帰し、筋肉のトラブルから治ったところを見せている。バルセロナとのチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグを万全の状態で迎えるために、ユヴェントス戦ではベンチスタートとなるだろう。一方、ユーヴェ戦でスタメンに復帰するのがスナイデルだ。