美術館のエレベーターを降りてお香の香りに導かれて進むと、法隆寺の国宝「釈迦三尊像」の“文化財クローン”が鑑賞者をお出迎え。3D計測・プリンター技術での再現に加え、消失した頭部の「螺髪(らほつ)」や背後で飛翔する天人「飛天」も復元され、香りとともに本物以上の空間を堪能できる―。東京芸術大学が9―10月に開催したシルクロード特別企画展「素心伝心」の作品群は、同大の特許で制作された超高精細復元品だ。