大トマソン展のお知らせとプレトマソン31summer

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全国のトマソニアンの皆様、遂にトマソン観測センターから31周年イベント、「大トマソン展」の開催が正式にアナウンスされましたのでご報告します。
(以下は超芸術トマソンのfacebookページからの転載です)『大トマソン展』のお知らせ
2013年9月12日 21:36
●タイトル
『大トマソン展』
 超芸術トマソン観測センター31周年

●主催
超芸術探査本部トマソン観測センター

●概要
 芸術のように世の中にとって無用でありながら芸術よりもさらに役に立たず、家や店にくっついて、あたかも芸術が展示・呈示されているかのように美しく保存されている。そういう存在を「超芸術トマソン」と名付けて、私達は1982年から、「美学校」の赤瀬川原平の「考現学工房」出身者を中心として探査と観測を続けてきました。
 私達は発見された物件を記録集積する“センター”として、全国から寄せられたトマソンの報告書を永久保存することを特色としたいと考えています。本発表会ではこれまでの全ての報告書ファイルの閲覧と、前回発表会以降に集積した新しい報告書の展示を行おうと考えています。

●展示内容
1.最新の報告書を中心に未公開物件、名作などの展示を行います。
2.これまで寄せられた全ての物件の報告書ファイルを公開し閲覧に供します。

・赤太郎ルーム
赤太郎とは車の接触を防ぐために制作されたと思われる未知の生物状物件。単なる車止めであれば実用なのでトマソンではありませんが、その実用を超越した姿がセンター員の心を捉えています。今回は赤太郎に類似した物件を1つの部屋に集め探査課題として呈示し、来場者からの意見も広く伺いたいと思っています。

・庇百選
窓やドアが塞がれた後に残されて、何もない壁をひっそりと雨露や陽射しから庇っている純粋な庇として存在し続けている物件のこと。超芸術トマソンの中では基本的な物件ですが、今回は厳選、集積することにより、その魅力の再発見を試みました。

●会期
11月1日(金)?11月13日(水)
12〜20時 *木曜休廊/水曜日は17時まで

●会場
新宿眼科画廊
http://www.gankagarou.com/sche.html
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-18-11
03-5285-8822
[地図] http://goo.gl/maps/wSgKl

●会期中のイベント
「超芸術トマソン物件報告認定会」
今回の重要物件の報告、赤太郎をめぐる考察、参加者が持ち寄った物件などを互いに検討します。
11月10日(日)、14時30分開場、15?17時
新宿眼科画廊 スペース0
参加費無料

●報告募集
会期に合わせ、物件の報告を募集中です。報告書はセンターのFacebookページよりダウンロード可能です。集まった物件の中から展示させていただきます。10月★日締め切り。
http://p.tl/Kwlp

●主催
超芸術探査本部トマソン観測センター
https://www.facebook.com/thomasson.center

いよいよ来月です。どんな展示になるのでしょう。謎に包まれていたトマソン観測センター、その活動の様子を8月、「プレトマソンsummer」にお邪魔して取材してきたのでご報告します。


 会場は文京シビックセンター内の一室。週末の夜。部屋の中には椅子。そしてプロジェクターとPC。トマソン観測センターの方々が集まったトマソン報告書をその場でデータにしていきます。
 雰囲気は非常に和やかで、「トマソンって何?」といった方でも抵抗なく溶け込めるような、そんな雰囲気です。


 トマソン観測センター鈴木会長の挨拶から始まり、照明を落とした室内で全員での物件鑑賞が始まりました。


今回も多種多様な物件が集まりました。郵送でトマソン観測センターに寄せられた物件の報告や、直接会場に来場した方の報告、前回報告書を持ってきた方からの経過報告もあったり、一概にトマソンと言っても視点の多様性をまざまざと感じさせてくれます。
 それに対してコメントをするトマソン観測センターの面々が素晴らしい。鋭いコメントもあるけども、なんだかゆるやかにふわふわとしていて優しい。

「こんなのトマソンじゃない!出直せ!」
「勉強しなおして来い!」

というようなコメントはなく、

「これは・・・トマソンですね・・・。」
「トマソンかなぁ?」
「んー、トマソンでしょう」

というような感じ。なんだか癒され感もあって実にのんびりしています。


 そんな中、センターから出された報告がこちらの「赤太郎」。

 赤瀬川原平氏の著書「超芸術トマソン」にはなかったタイプの物件です。

 道の角に立つ赤い物体。車が塀にぶつからないように、と設けられたものなのでしょうが、これが実に面白くも不思議な物体です。一体赤太郎とは何か?どこにあるのか?一体何が不思議なのか?その全ては11月の発表で明らかになります。

「トマソン」についてよくわからない方は是非「みちくさ学会の報告書1」をご覧下さい!



関連リンク
 ・超芸術トマソン(facebook)