あなたは右派?左派? 東京ドームシティに新・絶叫アトラクションが登場!

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2012年3月16日、東京ドームシティ アトラクションズに、新アトラクション「スーパーバイキング ソラブネ」が登場した。ソラブネは、80人乗りの巨大な海賊船が大きくスイングし、最高到達点約15メートルの高さへの急上昇・急降下を繰り返すという絶叫マシンだ。

本アトラクションのオープニングイベントには、原宿系モデルで、同施設が開催中のキャンペーン「卒業生いらっしゃい」イメージガールを努めるきゃりーぱみゅぱみゅさんが駆けつけ、ソラブネの初出航に華を添えた。

さて、このソラブネ、乗車に際しては一つの選択を迫られることになる。それは、ソラブネ船体を乗車口正面から見据え「右サイドに座るか?左サイドに座るか?」という判断である。

これはこのアトラクションを楽しむ上で実に重要なポイントと思われる。なぜならば、座るサイドが異なれば、ソラブネが15メートル上空に到達した際に眺めることのできる景色がまるで違ってくるからである。

右サイドに席をとれば正面に東京ドームホテルを、左サイドに席をとればラクーアや観覧車を見やることができる。さて、どちらが良いものか。夜になれば、右サイドでは、ホテルに灯る明かりやその向こうの外苑通りを行き交う車のネオンを上空から楽しむことが出来るだろう。一方、左サイドでは、ライトアップされた観覧車に臨むことができるのだが……。

どちらも捨てがたいこの問題、実は映画にもなった「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の問題に似ている。

閑話休題

その答えを確かめるべく、記者はソラブネの両サイドに実際に試乗してみることにした。

そして、乗ってみてすぐさま判ったことがあった。

「怖くて、景色を楽しんでいる余裕などない」

ということである。

15メートル上空にどんなパノラマが広がるのか、それを確かめるために試乗したにもかかわらず、ずっと床ばかり見ていたのだから記者失格と言われても致し方がない。なにより、ソラブネは景色を楽しむためのアトラクションである以前に絶叫マシンなのである。大事なことを忘れていた。

左右どちらに乗っても「上空15メートルの恐怖」を体感できるアトラクション、ソラブネ。彼女と景色をしっぽり楽しみたい方は、見栄をはらずに観覧車「ビッグ・オー」に乗ることをオススメする。

最後に、先ほど文中で「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の例題に触れたが、こちらの答えは「自分の隣にいる大好きな彼女の喜ぶ顔が気になって花火どころではない」であることを書き添えておく。

東京ドームシティ アトラクションズ

http://at-raku.com/


(コーマントニオ・バンデラス)