避難者(手前)と握手を交わす高市首相(代表撮影)

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 行く前から「邪魔になる」と批判の声があがっていた高市首相の熊本県訪問。3日、高市首相は、予定通り熊本地震の被災地を視察した。

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 現地は交通混乱がつづき、マンパワーも不足している。震災から1週間もたたないなかでの“視察強行”に対し、案の定、SNSでは批判が殺到している。

《総理が現地に行くのはもっと後で良いと思う。総理の警備に人を割かなければならないし》

《「現地の混乱が落ちつくまで、視察は控えます」「要望は地元自治体から伺いますので」それで十分に事足りるのでは》

《現地に行かなければ的確な指示が出来ないというのであれば、本人の能力の問題でしょう》

《政府が震度7の注意喚起をしている最中に政権トップが訪問するリスク管理は出来ているのか》

 批判の多くは「もっとも」という内容がほとんどである。

「高市さん周辺も、いま現地に行ったら批判されると想定はしていたはずですが、批判は想像以上だったのではないか。でも、政治日程を考えたら視察日は3日しかなかったのだと思う。5日には消費税減税を閣議決定し、6日は広島、9日は長崎とスケジュールが詰まっているからです。いずれにしろ被災地の都合ではなく、高市さんの都合で3日になったのは間違いないでしょう。高市首相は熊本地震を『特定非常災害』に指定すると宣言し、200億円規模の予備費の使用を閣議決定すると記者団に明らかにしています。この2つを表明するために、熊本に行ったようなものです」(政界関係者)

■補正予算は見送りか?

 現地に入った高市首相は、「予備費から200億円を使う」と宣言したが、200億円では足りないのは明らかだ。2016年の熊本地震の時は、復旧・復興のために7780億円の補正予算を組んでいる。

「10年前、当時の安倍政権は、熊本地震の約1カ月後(5月17日)、補正予算を成立させています。高市内閣も急いで補正予算を組む必要があるでしょう。ところが、『とりあえず予備費だ』『予備費は1兆円あるから当面足りる』という空気です。補正予算を成立させるには国会を開かなければいけない。国会嫌いの高市さんは、国会を開きたくないのでは、という見方が出ています。でも、被災者からすると『被災地のために補正予算を編成します』と、『予備費で十分』とでは、受け止め方は変わってくるでしょう」(自民党事情通)

 どこまで高市首相が本気で熊本のことを考えているのか、いずれわかるはずだ。

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 今回の熊本地震を受け、SNS上は「防衛費への流用ヤメロ!」の声が再び湧き起こっている。関連記事【もっと読む】『復興税「防衛費への流用ヤメロ!」の声が再拡大 熊本地震で高市首相「できること全てやる」断言の本気度』で詳しく報じている。