KKT熊本県民テレビ

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県によりますと、今回の地震では38人の死亡が判明しています。地震後の爆発事故で7人が犠牲となったのが、イオンモール熊本です。

一度は建物の外に避難したものの、再び中に戻って爆発に巻き込まれたひとりが、大竹玖瑠美さんです「売上金を金庫に入れてほしい」。上司の言葉で大竹さんが店内に戻ったことを会社の社長が認め、遺族に謝罪しました。

8月2日、熊本市内で営まれた通夜。イオンモール熊本の雑貨店に勤めていた大竹玖瑠美さん22歳。7月28日の爆発に巻き込まれて亡くなりました。

■大竹玖瑠美さんの遺族
「明るくて真面目で責任感のある、誰からでも好かれるような子だった。言葉がなかったです、正直」

地震後、建物の外に避難した際に、買い物に来ていた別の親族と偶然会ったといいます。

■大竹玖瑠美さんの遺族
「『会社から売上金を金庫に入れるように言われているので、店に戻らないといかん』と(大竹さんが)言ったみたい。おばといとこが止めている『危ないから行かない方がいい』と。でも玖瑠美自体が責任感がある人間なので、会社から言われたらと玖瑠美は行ったと思う」

同僚と2人で店に戻った約5分後、爆発に巻き込まれました。

通夜には勤務先の社長らも参列し、遺族に謝罪しました。

■ハビタ 上野景真社長
「従業員の尊い命が失われる結果となってしまいました。ご遺族のみなさまに深くお詫び申し上げます」

当初、店側は「荷物を取りに行く同僚に大竹さんが着いて行き、爆発に巻き込まれた」と説明していましたが…。

■ハビタ 湯瀬剛ニ取締役営業部長
「『もし可能であれば(店長に)売上金を金庫になおしてくれないだろうかと、もし入れるのであれば』と言いました」

休みだった店長が、レジの現金を金庫に入れるよう大竹さんの同僚に電話したため、2人が建物内に戻ったと説明を改めました。

■大竹さんの遺族
「きちっと言ってください。『売上金を金庫に入れてくれ』と言ったのが先ですよね?」

■ハビタ 湯瀬剛ニ取締役営業部長
「先です」

■大竹さんの遺族
「私から電話があってちょっと詰められたんで、そこをそういったニュアンスで、すり替えただけでしょ」

■ハビタ 湯瀬剛ニ取締役営業部長
「そういうことになります」

■大竹さんの親族
「認めてください。ここまで来てそこまで言いますか。じゃないと玖瑠美はいないんですよ。命なくなっているんですよ」

悲痛な思いを伝えた遺族。

■大竹さんの母親
「娘はかえってこないんですよ。帰れって言ってほしかったです」

■ハビタ 湯瀬剛ニ取締役営業部長
「すみません」

■大竹さんの弟
「すみませんじゃない、お前のする仕事だろ、ルールじゃなかったんじゃないの」

突然の出来事を誰もが受け止められずにいます。

会社側は店内に戻るよう指示した経緯を詳しく調べるとしています。

大竹さんが店の中に戻った経緯をおさらいします。

嘉島町は28日午後4時27分頃の地震で震度6強を観測し、イオンモール熊本ではすぐに客の避難誘導を始めました。午後5時には従業員含めた全員の屋外避難を確認しています。

大竹さんが働いていたハビタは、営業部長が店長に「売上金を金庫に収めてくれないか」と伝え、休みだった店長が大竹さんの同僚に連絡しました。

遺族によると、午後5時45分頃、大竹さんと同僚2人は店内に戻り、午後5時50分に爆発に巻き込まれました。

イオンモール熊本では避難後に店内に戻らないようマニュアルを定めていました。ハビタもこれを認識していて、店に戻る指示が適切ではなかったと認め、謝罪しています。