波乱の世界ラリーで衝撃…トヨタの“生ける伝説”が激しくコースオフ「最も重要なのは無事であること」オジエ、強固な安全性に感謝

【WRC 世界ラリー選手権】第10戦ラリー・フィンランド(7月30日ー8月2日)
WRC真夏のハイスピード決戦・ラリー・フィンランドで、通算9回王者の“生ける伝説”がSS17でコースオフし、森の中へ激しく突っ込むクラッシュに見舞われた。激しい衝撃を受けたものの、マシンの強固な安全性にも守られて乗員の無事が報告されたが、大波乱となった今大会を象徴する衝撃的な一幕となった。
SS17で大きなアクシデントに見舞われたのは、それまで総合トップを快走していた42歳のセバスチャン・オジエ(トヨタ)だ。上空からのカメラでは、ハイスピードグラベルを高速で駆け抜けるマシンが突如コントロールを失い、姿勢を大きく乱してコース脇の林へ勢いよく突入。木々をなぎ倒しながら宙を舞い激しくクラッシュする一部始終が捉えられていた。
この激しいアクシデントによりオジエはリタイアとなったが、事故の後に病院へ向かったものの自らのX(旧Twitter)を更新。予防的措置として病院に一晩滞在することを明かしつつも無事であることを報告し、チームの強固な車作りへの感謝を綴った。
「強固な車を作ってくれたチームに心から感謝」オジエが投稿
オジエは自身のXで以下のように投稿している。
「SS17でコースオフしてしまいました。大きな衝撃を受けたため、予防的措置として(コ・ドライバーの)ジュリアンと私は検査のために病院に向かい、一晩滞在することになります。しかし、一番大事なのは2人とも無事だと感じていることです。
もちろん、特にここまで順調にいっていただけに、今週末に私たちが望んでいた結果ではありません。
しかし、最も重要なのは私たちが無事であるということであり、これほど強固な車を作ってくれたチームに心から感謝します。また、衝撃の直後に私のケアをしてくれ、家族に無事であることを伝えて安心させてくれたジュリアンにも感謝しなければなりません。
私たちは少し休んで、すぐに万全の状態で戻ってこられるようにします。そして、いただいたたくさんのメッセージに感謝します。
チームメイトのみんな、幸運を祈っています。無事に走り切ってくれ!」
今回のラリー・フィンランドでは、このアクシデント以外にもSS14でオジエの同僚であるエルフィン・エバンス(トヨタ)や、Mスポーツのマルティンシュ・セスクス(Mスポーツ)にも横転のアクシデントが見られるなど、ハイスピードグラベルの今大会、例年にないほどアクシデントが頻発した。
波乱が相次いだ今大会について、トヨタのユハ・カンクネン代表代行も「40年間見ているけれど、これほど波乱が起きたラリーはないと思う」とコメント。例年にない荒れた展開となったラリーを振り返っている。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権2026』/(C)WRC)
