六回に全セの中日・細川成也が2ランを放つ(C)共同通信社

写真拡大

 文句なしの選出MVPである。

【もっと読む】全セ藤川監督「オーダー丸投げ」は“炎上回避”狙いか

 29日、富山で行われた球宴第2戦で、中日・細川成也(27)が「2本塁打」と「レーザービーム」MVPを獲得した。

 全セの「3番・左翼」で出場。6-7の六回1死一塁から、オリックス・椋木の150キロの直球を強振した打球は、バックスクリーンに一直線。中堅を守るソフトバンク・周東が「打球が落ちてこない」とあ然とした一打で「(感触は)とても良かった」と笑顔を見せた。

 三回の第2打席では、2死から西武・高橋の149キロの直球を捉え、豪快に左中間へソロを放った。オールスターでの1試合2発は、2024年のDeNA・牧以来となった。

 第1戦でも本塁打を放っており、球宴2試合で3発。そんな細川は四回の守備でも魅せた。1死三塁で左飛を捕球すると、本塁へワンバウンド送球。タッチアップした三塁走者をストライク返球で補殺に成功した。

 さらに、試合前のホームランダービーでも、決勝で阪神・佐藤輝に勝利して初優勝。賞金100万円をゲットしていた。

 まさに独壇場の球宴となったが、全セの藤川監督(阪神)、橋上コーチ(巨人監督代行)は口をアングリするしかない。

 今季前半戦は打率.223、15本塁打だが、相性がいいのは打率.302のヤクルト、打率.283、5本塁打を放っているDeNAの2球団。「巨人と阪神戦はサッパリです」とさる球界関係者がこう続ける。

「巨人戦は.203、2本塁打。阪神戦は.214、1本塁打。同率首位ターンの2球団からすれば、最下位中日の主砲には後半戦も“安全パイ”のまま眠っていて欲しいのが本音。それなのに、スターが揃う球宴で大爆発。自信をつけた後半戦で巨人戦も阪神戦も打ちまくりなんてことになったら、たまりません」

 細川は「後半戦はチームもボクも巻き返せるように頑張ります」と富山の地で宣言した。巨人も阪神も戦々恐々ではないか。