3年前はマキビシ、今度は結界 9歳息子の「母足止め作戦」が大進化
子どもたちの自由で豊かな発想力は、時に大人の想像を遥かに超える驚きをもたらしてくれます。SNS上で大きな注目を集めているのは、9歳の息子さんが2階での「悪巧み」を隠すため、母に対して仕掛けた工夫満載の手作りトラップです。
投稿主であるトリッシュさんが「階段を見ると、結界が張られてる」という言葉とともにXで公開したのは、紫や黄色の毛糸、さまざまな紐が蜘蛛の巣のように複雑に張り巡らされた階段の写真。それらの紐は赤いガムテープによって壁や手すりへ縦横無尽に固定されており、ただならぬ緊迫感を醸し出しています。
■ 3年前の「マキビシ」から大進化 確実に時間を稼ぐ頭脳戦へ
トリッシュさんによると、息子さんがこのように2階への立ち入りを阻止するトラップを仕掛けてきたのは、これが初めてではないそう。約3年前、息子さんが6歳の頃には、おもちゃのダイヤモンドを足の踏み場もないほど階段に撒き散らし、「マキビシ」として母を足止めしようとした前科(?)があり、その際にもSNSで大きな話題を呼びました。
しかし、当時のマキビシ作戦は思ったよりも時間稼ぎにならなかったもよう。そこで9歳になった息子さんが今回編み出したのが、この紐を用いた空間制圧型の結界システムです。しかも、壁紙に対してダイレクトにガムテープを貼り付けるという、母が「ゆっくり剥がさざるを得ない」状況を意図的に作り出す頭脳プレイへと進化。
短時間で家中の紐をかき集め、見事に通路を塞ぐよう張り巡らされたトラップを前に、トリッシュさんも思わず「おヌシ、成長したな」と我が子の知恵のステップアップに感心してしまったといいます。
■ 結界を突破した先で待っていた微笑ましい「悪巧み」の正体
“結界”を写真に収めた後、トリッシュさんはワクワクしながら、ガムテープを静かに剥がし、絡まった紐を解いて階段を上っていきました。すると上から、「こら、逃げたらダメ!こっちこっち!」という息子さんの楽しげな声が聞こえてきたそうです。
「これは何か生き物を連れ込んでいるな」と確信したトリッシュさんがそっと部屋を覗くと、そこには、公園で拾ってきた木の枝に小さなヤモリを登らせ、無邪気に遊ぶ息子さんの姿がありました。
実はトリッシュさんのご家庭では、猫を2匹飼っているため、ヤモリなどの生き物を2階へ連れて上がることは禁止というルールがあります。もし万が一ヤモリが逃げ出してどこかに隠れてしまうと、猫に狙われてしまったり、餌を見つけられずに死んでしまったりしてはかわいそうだからという、生き物を思いやる優しい理由からの禁止事項でした。
息子さんはそのルールを知っていたからこそ、母にすぐに見つからないよう、必死に階段へ結界を張って時間を稼いでいたというわけです。
■ 無邪気なイタズラにSNSで温かい共感の輪が広がる
投稿には、同じように子育てに奮闘する親世代のユーザーなどから、自身の家庭で起きた微笑ましいイタズラエピソードや、温かい共感のコメントが多数寄せられています。
トリッシュさんはインタビューの最後で、「育児は大変な仕事なのに、とても地味で脚光浴びない中、こうしてSNSで拡散され褒めてもらえたり共感してもらえるのは、とても励みになるんですよね」と笑顔で明かしました。
子どもの無邪気なイタズラの中に、以前の失敗を活かした確かな知恵の成長と、どこか憎めない生き物への愛着が詰まった日常の一幕。次は一体どんなトラップでお母さんを驚かせてくれるのか、親子の微笑ましい知恵比べの毎日は、これからも温かく続いていきそうです。
<記事化協力>
トリッシュさん(@torish935)
(山口弘剛)

