ホワイトソックス・村上 両親が始球式の日に2本塁打で1年目大谷に並んだ!メジャー自己最多6打点も
◇ア・リーグ ホワイトソックス12―3アストロズ(2026年7月26日 シカゴ)
60日ぶりの復活弾を両親に届けた。ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)が26日(日本時間27日)、アストロズ戦で右太腿裏肉離れから復帰12戦目で初本塁打を放った。初回に逆転の左越え21号2ラン、8回には右越え22号ソロ。3安打に加え、メジャー初の1試合6打点の活躍を演じた。マルチ本塁打は今季2度目。大谷(当時エンゼルス)のメジャー1年目の22発に一気に並んだ。
特別な日に、村上が主役として期待通りの輝きを放った。故郷・熊本から駆けつけた父・公弥さん、母・文代さんが始球式に登場。母がマウンドの少し手前から投げたボールを笑顔で受け止めた。
自身の首振り人形がファンに配布された「ボブルヘッドデー」にも花を添える5月16日のカブス戦以来2度目の1試合2発。グラウンド上でのインタビューでは両親に右手を振り「父ちゃん、母ちゃん、やったよ!」と喜びを報告した。23年WBCのメキシコとの準決勝でも、応援に駆けつけた両親の前で劇的な逆転サヨナラ打。孝行息子ぶりは健在だ。
待望の復活弾にもなった。0―1の初回無死一塁から右腕ブランコの外角へのスライダーをうまくバットに乗せ、左翼席に運んだ。右太腿裏の肉離れから10日に復帰してから12試合目。故障前だった5月27日のツインズ戦以来となる21号2ランに「集中して打席に立てたことが一番いいこと」と安堵(あんど)した。
打ち出したら止まらないのはヤクルト時代からの特長だ。6―3の7回1死二、三塁では中前へ2点適時打。8回には右腕ウヨラの97・2マイル(約156・4キロ)の直球を捉え、右翼席へ22号ソロを打ち込んだ。
1試合6打点は4月17日のアスレチックス戦での4打点を上回りメジャー自己最多。1カ月以上の離脱があっても大谷のメジャー1年目の22本塁打に並び「毎試合貢献しようと準備している。その結果が今日、こういうふうに出て良かった」と振り返った。
凡打にも内容がある。6回無死二塁では2球で追い込まれた後、3球目の外角低めの変化球を拾って二ゴロの進塁打。続くバルガスの決勝弾につなげた。5打席のうち唯一打点が付かなかった打席でも「ホームランが全てじゃない。野球は他にもやるべきことがある」とうなずいた。
2連敗で止め、同地区2位のガーディアンズを2・5ゲーム差に引き離した。昨季まで3年連続100敗以上で低迷した弱小球団の姿はもうない。「僕は去年を知らない。これが普通だと思っています」。5年ぶりの地区優勝へ首位を快走。真夏の戦いも村上がけん引する。

