北中米W杯で3試合に出場した冨安。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 イタリアでの実績は確かだけに、動向から目が離せない。

 日本代表DFの冨安健洋は、今冬に加入したアヤックスを契約満了で退団し、フリーとなって新天地を探している。うわさになっている候補が、かつて2シーズン強を過ごしたセリエAの複数クラブだ。

 そのひとつ、昇格組のヴェネツィアは、冨安獲得から手を引きつつあるとみられる。補強を進めるなかでEU圏外枠が埋まっているからだ。ただ、そのほかにも関心を寄せるクラブはあるという。

 移籍市場に精通するニコロ・スキーラ記者は7月24日、自身のSNSで「トミヤスとヴェネツィアの交渉は現状で停滞。セリエAのほかの2クラブが関心を示している。本人はプレミアリーグのクラブからの連絡を待っている(それが彼の優先だ)」と報じた。
 
 元アーセナルの冨安が再びプレミアリーグでプレーしたいとの希望を抱いているのは周知のとおりだ。一方で、スキーラ記者が指摘した「2クラブ」は、サッスオーロやトリノとみられる。

 ボローニャ時代に最終ラインのあらゆるポジションを高いクオリティでこなした万能性は、守備の国イタリアで高く評価されている。フィジカルの懸念は避けられないが、ワールドカップでも改めて実力を示した冨安だけに、注目されているのは確かだろう。

27歳の冨安だけに、経験済みのセリエAで再びインパクトを残せば、強豪へのステップアップやプレミアリーグ復帰の可能性も高まる。ただ、ワールドカップでさらなるレベルアップの必要を感じたところだけに、オファー次第でより高みを目指してもおかしくはない。

 キャリアの大事な岐路に立たされている冨安が、どのような決断を下すのかが注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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