医師のひかつ先生が、YouTubeチャンネル「ひかつ先生 / メディカルウォッチメン」にて、「【ちゃんみな】本当はヤバい「甲状腺機能低下症」ってどんな病気?歌手の命である"声"への影響を現役医師が徹底解説!」と題した動画を公開した。動画では、ラッパーで歌手のちゃんみなが公表した「甲状腺機能低下症」について、病気のメカニズムや声への影響を現役医師の視点から解説している。

先日、ちゃんみなは喉の不調を理由にイベントの出演見合わせを発表し、その原因が「甲状腺機能低下症」であったことを公表した。ひかつ先生は、首の喉仏付近にある甲状腺について「元気にさせるホルモンを出している」臓器だと説明。この機能が低下することで、「元気が出なくなる」「疲れやすくなる」といった症状が現れるという。

さらに、甲状腺機能低下症の代表的な症状の一つとして「声がかすれる」ことを挙げた。ひかつ先生は、ラッパーや歌手にとって喉は「商売道具」であると指摘し、声の出しにくさがパフォーマンスの質に多大な影響を与えると語る。治療については、不足している甲状腺ホルモンを薬で補うことが基本であり、ホルモン量を調整しながら正常値に戻していく過程を解説。「1ヶ月あればある程度調節できて、復活すると思う」と、今後の見通しについて見解を述べた。

また、動画の後半では逆の症状である「甲状腺機能亢進症」にも言及した。こちらはホルモンが出過ぎて「元気になりすぎる」状態であり、眼球突出や首の腫れといった症状が現れると解説。甲状腺の疾患は突発的に発症することが多く、本人も以前からパフォーマンスの低下や声の違和感に気づいていたのではないかと推測している。

ひかつ先生は、7月に控えるちゃんみなの東京ドーム公演について「絶対に復活してくれると思っている」とエールを送った。単なるニュースの解説にとどまらず、身近に潜む甲状腺疾患の仕組みと、それがアーティストに与える影響の大きさを深く理解できる内容となっている。