お口と姿勢の専門家であるまい先生が、YouTubeチャンネル「まい先生の天才保育チャンネル」にて「子どもの成長段階を完全解説|ずりばい→ハイハイ→たかばいの正解」と題した動画を公開した。動画では、赤ちゃんの「ずりばい・ハイハイ・たかばい」における重要な共通点と、その正しい動きを見極めるポイントについて詳しく解説している。

まい先生は、多くの赤ちゃんのハイハイを観察する中で、一見すると綺麗な形であっても「胸郭が動いていない」ケースが多いと指摘する。下半身の動きだけで進み、上半身が固定されている状態は、本来の体の連動ができずに別の部分で補う「代償運動」の可能性があるという。さらに、胸郭が固定されている子には、「背中の反り」「口が開いている」「くちゃくちゃ食べる」「舌が上がってこない」といった、お口や姿勢に関する共通点が見られると語った。

この「胸郭とハイハイの関係」に気づいたきっかけは、何気ない日常の出来事だったという。動物園ワニやトカゲの動きを観察し、翌日に愛犬が歩く後ろ姿を見た際、背筋がしなやかに曲がって進む姿に「これハイハイだよね!」と閃いたと明かした。これまでの「お尻の下に膝、肩の下に手」という目安だけでなく、体を横に曲げる「側屈」の動きが伴っているかが本来の正しいハイハイであると強調する。まい先生は「どんなずりばいをしてようが、それは代償運動で、ダメとかじゃなくて赤ちゃんたちが考えた結果」と述べ、彼らの適応力を「天才」と称賛しつつも、より使いやすい体へと導く必要性を説いた。

胸郭の固定を改善する具体的なアプローチとして、後ろから名前を呼んだり、気になるおもちゃを後方に持っていったりして「振り向かせる」動作を推奨している。赤ちゃんの表面的なハイハイの形にとらわれず、胸郭がしなやかに動いているかをチェックすることが、全身の健やかな発達を促す重要な鍵となるようだ。