【スクープ!】日本人犯罪組織『JPドラゴン』ボス・吉岡竜司 収容所での「最新写真」を独占入手
犯罪組織リーダーの悲惨ないま
ここに一枚の写真がある。襟元のヨレた灰色のTシャツとハーフパンツ、ビニールスリッパというみすぼらしい姿の男が、手のひらについた血を見つめている。丸印で囲まれた後頭部には熊にでも襲われたかのような大きな外傷があり、髪の毛ごとえぐられている。その姿に、かつてフィリピンの闇社会に君臨した男の面影はない。
吉岡竜司(56)率いる『JPドラゴン』は、フィリピンを拠点に詐欺や恐喝、飲食店等からのみかじめ料をシノギとしていた日本人犯罪組織だ。後に広域強盗事件を引き起こした「ルフィグループ」の一部を’19年頃から取り込み、組織を肥大させていった。『JPドラゴン』がこれまでに得た犯罪収益は100億円に上り、吉岡個人で実に40億円を手にしたという。
警察や入管に賄賂をバラまいて捜査の手を逃れながらセレブライフを送っていたが、昨年6月、ついにフィリピン当局の手に落ちた。現在はビクータン収容所に収容されている。
上の写真はフィリピン人女性など複数の人物を経由して、筆者が入手した吉岡の近影だ。撮影者は「吉岡は殺されるかもしれないよ」と嘯(うそぶ)いていたという。栄華を極めた巨大犯罪組織のトップの身に、一体何が起きているのか。
「吉岡は″サボン″と呼ばれる合法の闘鶏賭博にも関わっていて、『オンラインで闘鶏ができるシステムを作る』という触れ込みで出資を募っていた。吉岡はフィリピンの政財界や警察などに太いパイプを持っていたから、信用して出資したのですが、詐欺だったんです」(出資者)
出資者の中にフィリピンで活動する中華系マフィアがおり、騙されたことに激怒。ビクータンにいる中国人収容者を使って報復に出たのである。吉岡を痛めつけた度合いによって報酬額が決まり、殺害した者には最大1000万円が約束されたという。
「脅しではなく、本気で吉岡の殺害を依頼していた。収容所の中には、カネがもらえれば殺害を実行する人間はいくらでもいます」(収容者)
報酬を得るための証拠として撮られたのが今回の写真なのだという。
贅沢の限りを尽くし、丸々と太っていた吉岡(3枚目写真)は、かくして別人のように痩せ細ってしまった。暴行がエスカレートするなか、吉岡は看守に助けを求めて独居房に逃げ込んだ。本来、独居房は懲罰用の部屋で、檻に囲われた不自由な場所である。その檻がいまや吉岡の命を守ってくれているというのだから皮肉である。
それでも日本での重罰を予想してか、吉岡は「日本には帰りたくない」と口にしているという。吉岡はフィリピン国内で詐欺などに関連する裁判を控えており、強制送還の目途は立っていない。
1000万円の賞金首として命を狙われる日々――それがフィリピンの裏社会を牛耳った男の末路だった。
『FRIDAY』2026年7月17・24日合併号より
取材・文:竹輪次郎(ジャーナリスト)
