ドイツの“3大会連続失敗”、根は深いとレジェンドGKカーン氏が喝! 原因は監督選びにあらず
ドイツは2014年以来の優勝を狙ったが、決勝トーナメントのラウンド32でパラグアイにPK戦の末敗れ、あえなく姿を消した。
ユリアン・ナーゲルスマン監督に対しては、不調の選手を起用し続けたこと、あるいは大会直前になってGKマヌエル・ノイアーを呼び、起用したことなどへの批判が集まっているようだ。しかし、ドイツの伝説的なGKであるオリバー・カーン氏は、問題の根はもっと深いところにあると指摘している。
ドイツは2018年大会ではレーヴのもと、2022年大会ではフリックのもと大会に臨んだが、グループリーグ突破に失敗している。今大会はGLこそ突破できたものの、決勝T初戦で敗退というのは失敗と言わざるを得ず、ドイツは3大会連続でW杯に失敗したことになる。
「異なるアプローチをとる3人の監督が同じく失敗したのなら、原因はもっと根深い」
「この敗退について、どんな統計よりも雄弁に物語っている場面がある。PK戦に突入した時、ジョシュア・キミッヒが蹴る選手を探しているのが見えた。私にとって、それがこの敗退をもっとも象徴する瞬間だった。一流のチームは、この段階で志願者を求めたりはしないものだ」
「幼い頃から難しい決断を下し、ミスに耐え、それでも次のボールを要求することを学ぶ人は、主要なトーナメントで勝敗を分ける、まさにその能力を身につける。それを学んだことがないなら、代表ユニフォームを着ていても突然習得できるわけではない」
ドイツに足りないのは、「重要な局面で責任を負うという生来の自信」だとカーン氏は指摘した。以前、日本では不屈の精神力や諦めないメンタリティを指す「ゲルマン魂」という言葉がドイツ代表を表現するのによく使われていたが、確かに近年のチームはそんな言葉は似つかわしくないチームになってしまっているかもしれない。モダンといえば聞こえはいいが、どこか脆弱であり、怖さのないチームという印象は拭えない。
ドイツが再びW杯を席巻する日は来るのだろうか。カーン氏は大いに不安を抱いているようだ。

