スポニチ

写真拡大

 エジプトの次世代エースが夢舞台で経験を重ねている。FWハムザ・アブデルカリム(18)だ。2月1日に母国の名門アルアハリからバルセロナへの期限付き移籍が発表され、U―19チームで11試合6得点と活躍。A代表未経験でW杯メンバーに招集されると、開幕前の親善試合2試合でデビューと試運転を済ませた。6月15日にベルギーと1―1で引き分けた1次リーグ第1戦に18歳165日の同国最年少記録でW杯初出場。ここまで全3試合に途中出場している。

 空中戦に強く、優れた決定力と機動力も魅力。W杯デビューを果たしたベルギー戦後はテレビ取材に動じることなく「結果として勝ち点1だったが、全力を尽くした。来てくれたファンに感謝する必要がある」と応じた。大会期間中の6月23日にはバルセロナが買い取りオプションの行使を発表し、3年契約による完全移籍が決まった。「サラーの後継者」「エジプトのハーランド」とも呼ばれる新星が3日(日本時間4日)のオーストラリア戦で初ゴールを狙う。

 ◇ハムザ・アブデルカリム 2008年1月1日生まれ、エジプト・カイロ出身の18歳。父親がバレーボールの指導スタッフを務めていたマレーシアのクアラルンプールで8歳からサッカーを始め、帰国後にアルアハリ下部組織に加入。2月のバルセロナへの期限付き移籍を経て6月に完全移籍が発表された。国際Aマッチ5試合無得点。1メートル82、75キロ。