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 W杯北中米大会を32強で終えた日本代表が2日、米国から帰国し、森保一監督(57)が日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長(49)らと都内で帰国会見に臨んだ。既にJFAからは来年1〜2月のアジア杯(サウジアラビア)を見据え、1年契約での続投を打診されているが、去就には明言せず。当面は休養して、大会の振り返りに充てる方針を明かした。日本代表監督人事は技術委員会などでの議論を経て、理事会で正式に決まる。

 穏やかな表情で森保監督が激動の1カ月を振り返った。羽田空港到着から約3時間後に開かれた帰国会見。優勝を目指した戦いは32強で終わり「自分としては悔しくて残念な思い。チームを勝利に導くことができなかった」と率直な思いを吐き出した。2期8年の長期政権で日本歴代最多の国際Aマッチ107試合を指揮し、73勝16分け18敗。今後の去就については「少し休んで、そこから大会の振り返りをしっかりしないといけない。今決まっているのはそこまで」と話すにとどめた。

 1次リーグF組を2位通過し、決勝トーナメント1回戦でもブラジルを慌てさせた。1日に開かれたJFAの強化部会では戦いぶりを前向きに評価する意見が多かったという。宮本会長は「しっかり手順を踏まない中で仮定の話はできない」と踏み込まなかったが、既に水面下で続投を打診している。

 4大会ぶり5度目の優勝を目指す来年1月開幕のアジア杯に向け、提示する契約期間は異例の1年の見通し。コーチ陣にも1年の延長オファーを出す方針だ。その先に見据えるのが、28年ロサンゼルス五輪を目指すU―21日本代表監督の大岩剛氏へのバトンタッチ。27年はロス五輪アジア予選があり、アジアの出場枠は2。来年は五輪予選に集中してもらい、28年からA代表を託すプランがある。

 JFAが30年W杯への青写真を描く一方、森保監督は日本代表監督は4年サイクルで強化すべきとの持論がある。今大会のアジア勢の惨敗で、30年W杯のアジア枠が減る可能性もあり、次期監督のアジア予選への準備期間が短くなることも懸念。単年オファーを受諾しない可能性もある。JFAには4年に切り替える案も残すが、交渉がまとまらなければ大岩氏の前倒し就任が有力となる。

 日本代表監督人事は理事会で正式決定する。次回は23日に予定されている。森保監督は「世界で十分に渡り合える手応えも感じた。この成長を続けていけば未来は必ず世界一が獲れる」と強調。指揮官の頭の中にあるのは「2050年までのW杯優勝」で自身も歴史の一部に過ぎないと考えている。決断指針は日本サッカー界にとって何が最善なのか。今後の動向が注目される。

 ≪代表監督立候補!?本田圭佑「なぜ僕を試さないのか」≫元日本代表MFでW杯でのテレビ解説でも話題を呼んだ本田圭佑(40)が2日、次期日本代表監督に名乗りを上げた。自身のXに「次の監督候補が見つからないための一時しのぎに過ぎないなら、なぜ僕を試さないのか。アジア杯で敗れたら、問答無用でクビにしてくれていい」と、つづった。会見でどう受け止めるか問われた山本昌邦ナショナルチームダイレクターは「サッカー界全体にとっても良いアピールになる」と意気に感じつつ「すぐに返事はできない。将来的にそういうものを目指していただきたいタレントの一人」と話すにとどめた。