治安戦略アナリストの小比類巻文隆氏が、YouTubeチャンネル「元警視庁刑事・小比類巻文隆【最後の取調室】」にて「【鹿児島・行方不明】田中嶺臣くん(5)父の証言と現地情報から、元刑事が精査」と題した動画を公開した。鹿児島県の温泉施設で田中嶺臣くん(5歳)が行方不明になった事案について、報道された両親の証言と、視聴者から寄せられた現地の詳細な情報を基に独自の考察を展開している。

動画の前半では、報道機関による両親へのインタビュー記事を元に、行方不明当時の状況を整理した。母親が先に入浴を終え、父親が服を着て「出るよ」と声をかけた時にはすでに嶺臣くんの姿はなかったという。弟が浴室を出てからわずか3分での出来事であり、異変に気づいた父親は「嘘でしょ」と感じたと語られている。また、父親が川に「頭のようなものが見えた」として無心で飛び込んだエピソードにも言及。家族風呂から川までは8メートルの距離があり、段差が存在することも説明された。

後半では、チャンネルの視聴者や現地をよく知る人々から寄せられたコメントを紹介した。「増水した川に飛び込んで捜索ができるのか」といった疑問の声に加え、現場の川で釣りをした経験があるという人物からの「落ちたら岩に当たって大怪我以上のことが必ず起きる」「流れが速く、自力で立て直すことはできない」というリアルな証言を取り上げ、当時の川が非常に危険な状態であったことを浮き彫りにした。また、温泉地に何度も通っている人物からの「怖くて近づけない」といった声も紹介されている。

最後に小比類巻氏は、過去の類似事案と比較して嶺臣くんの顔写真が公開されていない点など、視聴者が抱く違和感について言及。警察が川だけでなく、周辺の山や聞き込み、防犯カメラの精査など捜索範囲を広げていることに触れ、「どんな情報でも気になることがあれば警察署まで連絡してほしい」と呼びかけて動画を締めくくった。

チャンネル情報

元警視庁刑事・国際捜査官。1993〜2023年警視庁。爆弾処理班配属後、警視庁中国語通訳を経て国際捜査官に。以降、国内外の銃器・薬物犯罪の情報収集、秘匿捜査に従事する。ほか殺人、強盗、誘拐事件などあらゆる捜査に参加。退官後、30年に及ぶ警察人生の知見を世の中へ貢献すべく治安戦略アナリストとして活動中。