【W杯】五輪世代から森保監督と歩んだ上田綺世「感謝しかない。期待に応えたい気持ちは人一倍あった」
◇サッカーW杯北中米大会
FIFAワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦で日本(FIFAランキング17位)はブラジル(同5位)に1―2で逆転負けし、ベスト32で敗退した。試合から一夜明けた30日(日本時間7月1日)に選手が取材対応し、現在の心境を語った。
FW上田綺世(フェイエノールト)は4試合に先発し、チュニジア戦では2ゴールを決めるなど日本のエースストライカーとして活躍した。前夜は家族と過ごしたという上田は「終わってしまったなという喪失感が当たり前ですけど一番あって、 終わってしまったことは理解しつつ実感はない感じ」と語り、「(エースと)自負してプレーしてましたし、その上で勝たせられなかったのが悔しいですね」と心境を打ち明けた。
目標に掲げていた優勝には届かず、日本はさらなるレベルアップの必要性を突きつけられた。上田は「僕らは団結力を武器に戦ってましたし、 そういって勝っていくしか今はない。でも世界のトップと戦って個人的に感じたのは、オランダやブラジルと当たり前に対等に戦うには、個のレベルアップは必須だなと思う」と指摘。「反比例で、個が成長したら団結力がなくなるかもしれないけど、そこは日本の武器、ベースとしてあった方がいい。チームの結果が全てでエゴじゃない。それを理解した上で、一人で局面を打開できるような圧倒的な個がもっと磨けたら日本は本当に優勝に手が届くんじゃないか」と訴えた。
一方、ブラジルが後半に戦い方を変えてきたことへの対応を問われると「どうしたらいいんですかね?それが分かってたらできてたと思う」と苦笑い。「ああやってクオリティーのある選手たちが試合の中で修正してきて、大胆にクロス上げてきたりとか、それに対してリアクションして自分たちが対応することは必須だし、僕らもしてはいたけど、そのレベルが高く結局は失点してしまった。その結果が全てで負けは負け」と話し、「ああいうレベルの選手にも対応できるようになっていかないと、戦術的にも。でも、試合中にどうすればいいのか分からない」と繰り返した。
森保監督には東京五輪世代として最初の活動から招集してもらい、2度目のW杯まで長く戦った。「期待に応えられた大会や試合はあんまり多くない」と振り返り、「それでも今大会は全試合スタートで使ってもらって、ホント感謝しかない。だからこそ森保さんの目標としている優勝を自分の目標にして、かなえたかったし、できると思ったし、期待に応えたいという思いは人一倍ありました」と明かした。4年後を見据える今後のキャリアについては「まだ考えてない」という。

