日本に足りない「勝負どころの冷徹さ」 5度の敗退を分析…決勝T未勝利は「呪いではない」
データサイト「Sofascore」が決勝トーナメントでの戦いを総括
日本代表は北中米ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でブラジル代表に1-2で敗れ、敗退が決まった。
5度目の決勝トーナメントだったが、またしてもこのステージでの初勝利は叶わなかった。データサイト「Sofascore」は日本の歴代決勝トーナメントでの戦いを総括し、「内容で勝っていても、重要な瞬間を逃してきた」と振り返った。
日本は韓国との共催で2度目の出場だった2002年大会で初めてベスト16に進出。その後、2010年南アフリカ大会、18年ロシア大会、2022年カタール大会でも決勝トーナメントへ進出したが、いずれも1回戦で敗退していた。優勝を目標に掲げるなかで挑んだ今大会もグループリーグを2位で勝ち抜いたが、サッカー王国ブラジル代表に敗れ、鬼門となっているこの舞台でまたも白星を挙げることはできなかった。
詳細なデータを扱う「Sofascore」は日本のW杯での歩みを特集。今回も打破できなかった決勝トーナメント1回戦敗退のジンクスを02年から振り返った。
日本はこの25年あまりの間に着実に力をつけてきたが、決勝トーナメント1回戦の壁に阻まれ続けている。この点について「短期決戦で勝敗を分ける細部の問題が繰り返されている」と指摘。課題について具体的には「流れの中での守備よりもセットプレーやクロスから失点する傾向にあり、リードした際のゲームマネジメントに課題がある」などと言及した。
決勝トーナメントでの敗戦は全て1点差か、あるいはPK戦によるもので、結果だけ見ればベルギーやクロアチア、ブラジルなどとも互角に渡り合ってきたと言えるが、その点については「内容で勝っていた試合も少なくないが、最も重要な瞬間を逃してきた」と勝負どころで勝ち切る力は足りていなかったと回想した。
今やメンバーの大半が海外組となり、経験値は欧州や南米の列強国に引けを取らない。現時点でも「選手層の厚みは増し、フットボールはすでに十分に素晴らしい」と高い評価を下している。そのうえで、日本が壁を越えるために必要なのは「勝負どころにおける冷徹さ」と分析していた。
「W杯を試験に例えるなら、日本は最高の小論文を書き上げるが、いつも最後の一問で点数を落としている。ベスト16の壁は呪いではない。細部の改善の積み重ねだ」
日本が悲願のベスト8、そして優勝というさらなる高みにたどり着くためには、あらゆる面で細部にまで磨きをかけ続けていく必要があるようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)

