12年前の酷評された祝勝会。「アルゼンチンへの嘲笑以来、ドイツにかけられた“呪い”」なのか。W杯でまたも早期敗退。「議論が再燃」と南米メディア報道
アルゼンチンメディア『Contexto Tucuman』は、「“ガウチョはこう歩く”:2014年決勝でのアルゼンチンへの嘲笑以来、ドイツにかけられた“呪い”」と題した記事を掲載。北中米ワールドカップでドイツがラウンド32でパラグアイに敗れたことを受け、12年前に端を発する奇妙なジンクスに再び光を当てている。
ドイツはこれで、3大会連続で“16強入り”を逃すことに。32か国制だった2018年ロシア大会、22年カタール大会では、いずれもグループステージで敗退。48か国に拡大した北中米大会では、グループEを首位突破したものの、既述のとおり、ノックアウトステージの一発目で涙をのんだ。
「4度の優勝を誇るサッカー大国にとって、前例のない事態だ」と論じる同メディアは、近年の不振が始まったとされるのは、2014年ワールドカップ後の出来事だと指摘する。
「マリオ・ゲッツェの忘れられない延長戦でのゴールで優勝したドイツ代表の選手数名が、祝賀の際にアルゼンチンの選手を嘲笑していると解釈されるダンスを披露した。
彼らは前かがみになって歩きながら『これがガウチョの歩き方だ』と歌い、その後にまっすぐに立ち上がって『これがドイツ人の歩き方だ』と歌った」
この様子を捉えた映像は世界中に広まり、敗者への侮辱的な行為だとして大きな批判を浴びた。ドイツ国内のメディアでさえ、王者たちの振る舞いを「不必要なジェスチャー」と疑問視したほどだった。
反響の大きさから、当時のドイツサッカー連盟のヴォルフガング・ニールスバッハ会長が、公式に謝罪する事態にまで発展した。
そして今回のドイツとパラグアイだ。両者の間に直接的な因果関係はないものの、12年前の一件以降、ドイツがワールドカップで早期敗退するたびに、「ファンの間で、あの祝勝会が“呪い”として語られるようになった」という。
2018年のロシア大会では、前回王者として臨みながらメキシコと韓国に敗れ、グループステージで敗退。4年後のカタール大会では日本に敗れ、スペインと引き分けて、コスタリカに勝利したものの、得失点差でグループステージを突破できなかった。
そして北中米大会は、ベスト16を前にパラグアイにPK負け。単なる偶然かもしれないが、『Contexto Tucuman』は、「一連の敗北はソーシャルメディアで議論を再燃させ、多くのユーザーが、物議を醸した2014年の祝賀に関連したいわゆる“呪い”の理論を復活させた」と伝えた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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