【W杯】森保監督「去就はまだ何も決まっていない」3期目の可能性も 勇退なら大岩剛氏の就任が最有力
◇W杯決勝トーナメント1回戦 日本 1―2 ブラジル(2026年6月29日 ヒューストン)
FIFAワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦で日本(FIFAランキング17位)はブラジル(同5位)に1―2で逆転負けし、ベスト32で敗退した。日本は02、10、18、22年大会に続き、5度目の挑戦でも決勝トーナメント1回戦の壁を破れなかった。
試合後の会見で森保監督は「日本代表として次の大きな大会はアジア杯。そこに優勝できるようにフォーカスしていく」と語った。自身の続投に意欲を示すような発言だったが「個人的には何も決まっていない。誰が監督になるかは分からないが、日本代表として次の大きな大会はアジア杯なので自然かなと思って言わせてもらいました。私の去就はまだ何も決まっていません」と続けた。
日本サッカー協会は2期8年の長期政権で世界に通用するチームを作り上げた森保監督の手腕を高く評価。今後の検証次第では3期目オファーを出す可能性がある。一方で、日本協会内には将来の会長候補としてフロント入りを押す声も強い。本人の意志も確認した上で最終決断が下される見通しだ。
森保監督が勇退する場合は、26年ロサンゼルス五輪を目指すU―21日本代表の大岩剛監督(54)が次期監督の最有力候補に挙がり、日本協会はA代表監督との兼任を想定している。森保監督がA代表と21年東京五輪代表の監督を兼任して、円滑に世代交代を進めた成功例も兼任プランを後押し。自国開催で予選のなかった東京五輪と違い、ロス五輪はアジア予選で2枠しかない代表の座を勝ち取る必要がある。それでもアジアで抜群の実績を誇る大岩氏なら十分にやりくりが可能との見立てだ。
日本協会は一時は外国人の可能性も模索し、元横浜M監督で25年にトットナムで欧州リーグを制したアンジェ・ポステコグルー氏に水面下で接触。ザルツブルク、ベンフィカなど名門クラブの監督を歴任し、現在はJリーグのアドバイザーを務めるロジャー・シュミット氏の名前も挙がったが、招へいに10〜20億円規模の予算が必要な点や、18年ロシア大会を指揮した西野朗氏から積み上げてきた“日本らしさ”を追求する観点から既に日本人路線の継続で固まっている。大岩氏か、森保監督のいずれかで決着する可能性が極めて高い。

