大統領が「無能」呼ばわりも…W杯敗退で辞任の韓国代表監督に容赦なきバッシング、表舞台から姿を消したサッカー協会

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ホン・ミョンボ監督は去った。だが、韓国サッカー協会(KFA)は最後まで表舞台に立たなかった。

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韓国代表を率いたホン・ミョンボ監督は6月29日(日本時間)、メキシコ・グアダラハラに設けられた韓国代表のベースキャンプで、北中米ワールドカップの結果に対する責任を取り、代表監督を辞任する意向を表明した。

韓国は開催国メキシコのほか南アフリカ、チェコと同居したグループAで3位。決勝トーナメントに進める各組3位の成績上位8チームにも入れずグループステージ敗退、出場48カ国のうち最終順位34位という歴代最悪の成績に終わった。

辞任の発表は短かった。指揮官は国民が期待した結果を見せられなかったという趣旨のコメントを残した後、代表監督の座から退くと発表した。失敗の理由を問い詰める質疑応答も、KFAの責任者が直接説明する公式な場もなかった。ワールドカップの惨劇は、声明文の朗読一つで幕が引かれた。

韓国サッカーが突きつけられた成績は重い。48カ国に拡大されたワールドカップで、ベスト32の門を叩くことすらできなかった。

2010年南アフリカ大会、2022年カタール大会に続き、通算3度目となる他国開催のW杯での決勝トーナメント進出を狙ったが、ホン・ミョンボ監督率いる韓国代表はグループステージで立ち止まった。

ホン・ミョンボ監督(写真提供=OSEN)

最終順位34位は単なる数字にとどまらない。かつての32カ国体制の基準であれば、本大会出場すら逃す順位だ。韓国はワールドカップの本舞台で競争力を証明するどころか、出場枠が拡大される中でも後退を余儀なくされた。韓国サッカー史上最悪の順位が、ホン・ミョンボ体制2期の最後の場面として刻まれた。

今大会の滑り出しは悪くなかった。チェコとの初戦は2-1の逆転勝ちを収めた。しかし、開催国メキシコとの第2戦では、予期せぬミスから決勝ゴールを許し0-1で敗れた。南アフリカとの最終戦では、引き分けさえすれば組2位で決勝トーナメントに進出できる状況だった。

その門前で韓国は崩れ去った。後半半ばに南アフリカに決勝ゴールを許し、0-1で敗れた。自力突破のチャンスが消滅すると、韓国は他のグループの結果にすがるしかなくなった。エクアドル、日本、スウェーデン, セネガル、クロアチア、コンゴ民主共和国のスコアボードが、韓国の運命を揺さぶった。

だが、ほとんどの結果がすべて韓国に背を向けた。残る9組中3組で韓国有利のスコアが達成されれば突破が決まる状況で、“条件”が達成されたのはスペインがウルグアイに勝利したグループHのみ。ほか8組はすべて韓国が不利となる結果に終わり、ベスト32進出への望みは消えた。

南アフリカ戦の敗戦後、ベースキャンプ地グアダラハラに戻った選手たちは3日間にわたって練習を続けながら、敗退が決まるかどうかの結果を待っていた。だが、それは準備ではなく、ただの待機に終わった。希望は次第に薄れ、最後のシナリオすら消滅し、ホン・ミョンボ体制のワールドカップは幕を閉じた。

(写真提供=OSEN)

結果がこうである以上、監督にも責任が求められることは明白だ。ホン・ミョンボ監督は2014年ブラジルW杯で1分2敗となり、グループステージ敗退を経験した。2024年7月に10年ぶりとなる代表監督の座に復帰したが、2度目のワールドカップも失敗に終わった。名誉挽回は果たせず、12年前の傷口の上にさらに深い傷跡が残ることになった。

韓国国内では大半の著名人やサッカー関係者、国民、メディアがホン・ミョンボ監督を非難している。国のトップである李在明(イ・ジェミョン)大統領でさえも、自身のX(旧ツイッター)で「無能な人間を指揮官に選べば結果は明らかだ」とし、公然とホン・ミョンボ監督を貶めた。

しかし、今回の惨劇を監督一人の退場だけで終わらせるわけにはいかない。

そもそも、ホン・ミョンボ体制の第2期を選択した組織はKFAだ。契約期間を2027年1月に行われるアジアカップまでに設定したのもKFAだ。ワールドカップを「中間評価の場」と位置づけておきながら、その結果を前にしてKFAがカメラの前に立つことはなかった。

責任を語るべき瞬間に、協会は姿を消した。監督は声明文を読み上げて去り、KFAは公式な場を設けることなく沈黙を選んだ。

選任、サポート、本大会の準備、危機の対応に至るまで、協会の名のもとに運営された代表チームが最悪の成績を残したというのに、国民の前に現れたのは退任する監督だけだった。

韓国代表の選手たちは30日から順次、仁川国際空港を通じて帰国する。ホン・ミョンボ監督の任期はグアダラハラで終わった。しかし、34位という成績表は韓国サッカーに重くのしかかったままだ。

KFAが身を隠した場所には、監督の辞任届と崩壊したワールドカップだけが残された。

(記事提供=OSEN)