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68年前、都立の産院で別の赤ちゃんと取り違えられた男性が、生みの親についての調査を打ち切った東京都に対して、さらなる調査を求める申し立てを東京地裁に行いました。

1958年に東京都立墨田産院で生まれ、別の赤ちゃんと取り違えられた江蔵智さんをめぐっては、東京地裁が去年、東京都に生みの親を特定するための調査を命じていました。これを受けて東京都は、江蔵さんと同じ時期に生まれた男性116人のうち38人とその親を対象に書面を送り、協力を得られた人にDNA鑑定を実施しましたが、生みの親の特定に至らないまま3月に調査を打ち切りました。

江蔵さん側は18日、戸別訪問を行うとともに、まだ調査を行っていない78人についても調査を行うことを求め、実施しない場合は制裁金を課すよう東京地裁に申し立てを行いました。

会見をした江蔵さんは、「まさか手紙だけで終了という言葉を聞くとは思っていなかった。怒りとショックが両方まじった形で精神的にもショックでした」と語りました。

一方、東京都は「協力をお願いする方の心情にも配慮しながら丁寧に調査を進めてきたが、申し立ての内容を確認した上で、適切に対応していく」とコメントしています。